ドイツのMIG/メイド・イン・ジャーマニーから、12年新規リマスター&3面開きデジスリーヴでのリシュー。再プレス盤。リヒャルト・ヴァーンフリートは、ツトム・ヤマシタとのゴーの後に、クラウス・シュルツェがマイク・シュリーヴ(ex.サンタナ)を誘って新たに結成したユニットで、ユニット名はシュルツェの敬愛するリヒャルト・ワーグナーのリヒャルトと、ワーグナーの別荘のヴァーンフリート荘から付けたらしい。本作は、81年にドイツのICからリリースされたセカンド・アルバムで、オリジナル45回転バージョンをディスク1に、81年にイタリアのベース・レコードからリリースされた33回転バージョンをディスク2にボーナス収録した2枚組スペシャル・エディション。クレジット・メンバーは、シュルツェ、シュリーヴ、マニュエル・ゲッチング(ex.アシュ・ラ・テンペル)、カール・ヴァンフリート、ミヒャエル・ガーヴェンス(ex.ロリー)の5人。疾走するパーカスとシーケンサーのリズムに乗せて、2本のエレキ・ギターとノイジーなエレクトロニクスが飛び交い、時折ガーヴェンスの気色悪いボーカルが漂う1曲目、いかにもシュルツ的な寒々としたドローン・シンセ空間に、プリミティヴなパーカスや爪弾きスタイルのギターが浮遊する2曲目と、激しい流れと澱みまたは動と静の対比が見事。素直にカッコいい1曲目とゆらぎが心地好い2曲目、どちらも甲乙付け難く、ラテン風味のリズムに乗せて弾きまくるギターは初期アシュ・ラ・テンペルにも通じるギスギス&ギラギラ感十分で、45回転早回しの異様なトランス感満点。ボーナスの33回転バージョンは、45回転のほうを聴いたあとだと失速しているだけなのだが、本来こちらがリリースされるはずだった自然な演奏テンポなので、聴き込むと普通に味わいがあって面白い。カッコよし!。
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輸入盤
(Psyche/Electronics,Progressive / Digi-Sleeve 2CD(2012 Re-master) / MIG/Made In Germany/German)
Klaus Schulze(kbd,electronics)
Manuel Gottsching(g)
Karl Wahnfried(g)
Mike Shrieve(per)
Michael Garvens(vo)
Produced by Klaus Schulze
収録曲目
(CD1/45 rpm version):
1.Schwung
2.Druck
(CD2/33 1/3 rpm version):
1.Schwung
2.Druck