!
ノルウェーのルーン・グラモフォンから、3面開きデジパックでのリリース。パイドラ(フェードラ)は、オスロ出身の女性シンガー＆マルチ奏者のイングヴィル・ラングゴードのプロジェクトというかユニットで、11年にファースト「ザ・シー」をリリース、中世古楽調の和声とゴシック系ニューウェーヴ色、エレクトロニクスと生楽器を交えた独特のサウンドで活動している。本作は、15年にリリースされたセカンド・アルバムで、メンバーは、ボーカル、チター、シンセ等のイングヴィル、キーボード、ハーモニウム、エレクトロニクス等のヨールン・トーレ・エーグセット(ex.ホースト,etc)、ドラム、マリンバ、パーカス等のアン・マルテ・セルリエン・ホーエン(ex.アンサンブル・ネオン,etc)の3人を核に、曲によってヨーナス・バレステン・ヨンスン(ex.アトランター,etc)、クリスティアン・エングフェル(ex.カトー・サルサ・エクスペリエンス,etc)のほか、ヴァイオリンやフルート等の管弦楽器が適時参加、イングヴィル、エーグセット、エングフェルの共同プロデュース。概ね、ピアノ、シンセ、オルガン、ハーモニウム、エレクトロニクスと、ドラム、パーカス、マリンバ、ヴィヴラフォン等を織り交ぜたドローン色内包の空間に、和声コーラスを交えたボーカルが鳴り響く、耽美＆ダークなポスト・クラシカル調サウンドを展開していて、管弦楽器が絡むとエレクトロ・アコースティック方面の要素も十分。妖艶さと妖しさ、凛とした涼やかさが同居するイングヴィルのシンギングは、クッキリさとくぐもり感を同時に放つ不思議な佇まいで、淡い情感が中世暗黒感に収束していく楽曲と、エレガントなダークネスに埋没していくアンサンブルも、ちょっと独特の余韻を残す好盤と思う。美しい！。
只今在庫切れとなってしまいました。ご予約オーダー・お問い合わせ等は、問い合わせフォームからお受けいたします。入荷見込み・時期など現在の状況を改めてお知らせいたします。
輸入盤／デッドストック入荷
(Psyche/Electronics,Progressive,Post Classical / Dig-Pack CD(2015) / Rune Grammofon/Norway)
Ingvild Langgard(vo,hnum,zither,syn,b,slate,glass)
Jorn Tore Egseth(p,hnum,org,syn,el-g,omnichord,tape,electronics)
Ane Marthe Sorlien Holen(ds,per,mrba,vib,glocken,stones,Metal)
Jonas Barsten Johnsen(ds,shaker)
Christian Engfelt(b)
Gunhild Mathea Olaussen(vln)
Kari Ronnekleiv(vln)
Ole Henrik Moe(vla)
Yumi Murakami(fl)
Kristine Tjogersen(clnt)
Produced by Ingvild Langgard, Jorn Tore Egseth, Christian Engfelt
収録曲目
1.Lightbeam
2.Too Much Sugar
3.Half Human
4.Blackwinged Night
5.The Void
6.Mend Me
7.Finally Unfolding
