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ドイツのMIG/メイド・イン・ジャーマニーから、95年前後と思われる未発表ライヴ音源3曲をボーナスで加えての、3CD＆4面開きデジパックでのリシュー。05年のドイツSPV/リヴィジテッド盤と同じリマスター音源で、ボーナスも同じ。クラウス・シュルツェはベルリン出身のエレクトロニクス奏者＆ドラマーで、タンジェリン・ドリームとアシュ・ラ・テンペルを経て、現在もソロ活動を続けるジャーマン・エレクトロニクス界のビッグ・ネーム。本作は、95年にドイツのZYXからリリースされた28枚目のソロ名義アルバムで、メンバーは、シュルツェのエレクトロニクス＆シンセ＆キーボードの1人多重録音を基本に、「リターン・オブ・ザ・テンプル」にはアシュ・ラ・テンペルの僚友マニュエル・ゲッチングがギターでゲスト参加。概ねスリーヴのイメージ通りの、非常に透明感のある美しいメディテーション・ミュージックを展開していて、品のよいシーケンス空間に、耳触りのよい人声コーラス・サンプリングやスペイシー・シンセ＆電子音響フラグメントが、小川のせせらぎのように流れる優れて瞑想的なサウンド。ゲッチングの「E2-E4」にも近いハウシーな印象の「リターン・オブ～」も含め、全編に渡るこの涼しげな清涼感は、シュルツェの諸作の中ではある意味珍しくもあるが、ともかくも流していて心地好く、正しくサイケなトリップ・ミュージック系の好盤と思う。また、ボーナスの「リターン・オブ・ザ・テンプル2」では、ゲッチングのギターらしき音も随所で聴こえていて、こちらも十分に楽しめる。
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輸入盤
(Psyche/Electronics,Drone,Progressive / Digi-Pack 3CD(2016 '05Re-master) / MIG-Music/German)
Klaus Schulze(cptr,syn,kbd)
Manuel Gottsching(g)
Producerd by Klaus Schulze
収録曲目
(Disc1):
"Into The Blue":
1.Into The Blue
2.Blowin' The Blues Away
3.Blue Moods
4.Wild & Blue
5.Out Of The Blue
(Disc2):
"Return Of The Temple":
1.Midnight Blue
2.Return Of The Temple
3.Blue Spirits
4.True Blue
"Serenade In Blue":
5.Aubade
6.Kind Of Blue
7.Blue Hour
8.Serenade
(Disc3/bonus live):
1.Musique Abstract
2.Return Of The Temple 2
3.Out Of The Blue 2
