スウェーデンのディスクリート・ミュージックから、3見開きデジスリーヴ&2CDでのリリース。500枚限定プレス盤。イェーテボリ(ヨーテボリ)・サウンド・ワークショップは、おそらくイェーテボリを拠点とするエレクトロニクス系ユニットまたはアーティストと思われるが、只今のところ情報がなく正体不明の『謎の覆面プロジェクト』的様相のアーティスト。現在まで20年にファースト「イェーテボリ・サウンド・ワークショップ」、21年にセカンド「II」を、ディスクリート・ミュージック傘下のフォルラグ・フォル・フリ・ムジークからLPで、21年に「デモ・テープス」を50枚限定ナンバリング入自主制作CD-Rでリリースしている。本作は、22年にリリースされたおそらくサード・アルバムなのだが、CD1に新曲4曲、CD2にファーストとセカンドの全4曲を収録した変則的2枚組。概ね、シンセを主軸としたアンビエント方面のサウンドを展開していて、ミニマリスティックなシンセのリフ&フレーズが、浮遊感を担保しつつドローンに収束する、非常に静謐なサウンドスケープを堪能出来る。全体に、ダーク過ぎない淡い郷愁的情感が維持されていて、有機質と無機質のあわいを行くノイズにならなさ加減が絶妙で、ともかくも流していて心地好い。オルガン的音色のエコー・ループを軸としたセカンドは、サードやファーストに比べてミニマル色が強いが、結局はドローン・アンビエント方面に収束している印象で、全体に内省的埋没感十分。正しくサイケで優れて瞑想的な好盤と思う。
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輸入盤/限定500枚プレス
(Psyche/Electronics,Drone,Minimal,Ambient / Digi-Pack 2CD(2022) / Discreet Music/Sweden)
Personnel Unknown
Produced by Unknown
収録曲目
(CD1):
1.I
2.II
3.III
4.IIII
(CD2):
1.I (from "II" 2021)
2.II (from "II" 2021)
3.III (from "Gothenburg Sound Workshop" 2020)
4.IIII (from "Gothenburg Sound Workshop" 2020)