アイルランドのメルティング・ポットから、71年のアヒム・ライヒェル&マシーンズ名義ファースト「ザ・グリーン・ジャーニー(1~10曲目)」と、75年のアヒム・ライヒェル名義フォース(通算6作目)「エアホールング(11~14曲目)」の、06年新規リマスター&カップリング2in1CDでのリシュー。オリジナルは「ザ・グリーン・ジャーニー」がドイツのポリドール、「エアホールング」がドイツのブレイン。リバーシブル・スリーヴ仕様で、2作品とも単独でもプリントされている。アヒム・ライヒェル(ライヘル)はハンブルク出身のアーティストで、マニュエル・ゲッチングの先をいっていたかも知れない音響系ギタリスト。本作収録の2枚も含め、70年代前半はアシュ・ラ・テンペルとアモン・デュールの狭間をいくような、独特のジャーマン・サイケ音響プログレを展開していて、絶妙な深いリバーヴ・ギター、効果的に配置されたSEと的を得たエフェクト、原初的で国籍不明の民族音楽色とパーカス群等々による、初期タンジェリン・ドリーム的透徹感と初期アモン・デュール2的な猥雑感、初期アシュ・ラ・テンペル的なバンド感を併せ持つサイケかつ濃密なサウンド。より猥雑感が強くサイケな「ザ・グリーン~」は、ギターは勿論だが多重エコーの声の使い方が変態的で非常に面白く、内省感と透徹感とを放つ圧巻のトリップ・ミュージック。「エアホールング」は、架空の惑星旅行をモチーフとしたコンセプト・アルバムで、「A.R.IV」の延長線上にあるミニマル・ギター音響系だが、パーカスも含めリズムのハマりがよくて非常に心地好い。どちらもダークで正しくサイケな好盤と思う。カッコよし!。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Psyche/Progressive,Electronics / Jewel-case CD(2006 Re-master) / Melting Pot/Ireland)
収録曲目
"Die Grune Reise/The Green Journey":
Achim Reichel(g,b,etc)
Dicky Tarrach(ds)
Hans Lampe(per)
Bernhard Zinngrebe(per)
Produced by Achim Reichel & Frank Dostal
Station1:
01.Globus
02.In The Same Boat
Station2:
03.Beautiful Babylon
04.I'll Be Your Singer - You'll Be My Song
Station3:
05.Body
06.A Book's Blues
Station4:
07.As If Have Seen All This Before
08.Cosmic Vibration - An Afternoon Concert
09.Come On, People
10.Truth And Probability (A Lexicon For Self-Knowledge)
"Erholung":
Achim Reichel(echo-g)
Jochen Petersen(sax,fl)
Peter Franken(ds)
Olaf Casalich(per)
Produced by Achim Reichel
11.Gute Reise
12.Atmosphare
13.Alles Inclusiv
14.Erholung