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スイスのWRWTFWW(ウィー・リリース・ホワットエヴァー・ザ・ファック・ウィー・ウオント)レコードから、本作制作直後に時期に制作された未発表音源4曲をボーナスで加えての、3面開きデジパック＆2枚組でのリシュー。英語＆日本語のライナー付。ユタカ・ヒロセ(広瀬豊)は山梨県甲府市出身のキーボーティスト兼サウンド・デザイナーで、芦川聡や吉村弘が所属していたサウンド・プロセス・デザイン・オフィス関連の、ミサワホーム企画「サウンドスケープ」シリーズの1枚として、唯一のアルバムとなる本作を86年にリリースした。『住宅環境における環境音楽』として、『自然音を用いたサウンドスケープ』というオーダーの下で制作された作品で、非常に静謐な環境音楽的サウンドを展開。フィールド・レコーディングしたものや映画用SE用の自然音を、フェアライトCMIやアンソニック・ミラージュ、初期パソコン(PC-8801)等にサンプリング＆プログラミングして、プロフェット5やミニ・ムーグ、その他アコースティック楽器色々の音を融合させ、見事なサウンドスケープを創出している。これを、建築物や景観と絡めるとそのままサウンド・インスタレーションとしても成立する感じで、ケージ、イーノ、バッド、ブライヤーズ、トゥープ辺りのアンビエント＆ドローン色が、エレガントな俳句的モノクロ感に収束する印象。ボーナス群も本編に劣らず優れて瞑想的で、ともかくも時間の流れと空気の色が変わる、流していてとても心地好い大好盤と思う。素晴らしい！。
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輸入盤
(Psyche/Ambient,Drone,Soundscape / Digi-Pack 2CD(2019) / We Release Whatever The Fuck We Want Records/Switz)
Yutaka Hirose(kbd,syn,compose,arrange,computer,etc)
Jun Tohyama(syn-operating)
Tomoki Hasegawa(syn-operating)
Akihiro Misawa(natural sound)
Satoshi Ishigaki(natural sound)
Art Direction by Junko Bando
Produced by Takao Kawai
収録曲目
(Disc1):
1.Nova(新星)
2.Slow Sky
3.In The Afternoon
4.Taiko(太古)
5.Humming The Sea
6.Through The Windows
7.Epilogue
(Disc2/bonus):
1.Old Dream Spell
2.Light Which Shakes Quietly
3.One In Day In Summer
4.Shadow Of A Water Droplet
