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ドイツのビュロー・Bから、11年新規リマスター＆デジパックでのリシュー。ハンス・ヨアヒム・ローデリウスはベルリン出身のピアニスト、エレクトロニクス奏者＆実験音楽家で、68年にコンラッド・シュニッツラー等と共に音楽共同体『ヒューマンビーイング』と、それに伴う『ゾディアック・フリー・アート・ラボ』を設立した。ラボに出入りしていたスイス人のディーター・メビウスと、シュニッツラーの3人で「K」のクラスターを結成、シュニッツラー脱退後はメビウスと2人で「C」のクラスターを継続、ノイ！のミヒャエル・ローターとのハルモニアやブライアン・イーノとのクラスター＆イーノ等のコラボレーションの他、現在も現役でソロ活動を行うジャーマン・エレクトロニクス系のビッグ・ネーム。本作は、84年にUKのEGからリリースされたソロ名義12枚目のアルバムで、ローデリウスのピアノ、ギター、ベース、アコ－ディオン、シンセ、エレクトロニクスの多重レコーディングを軸に、曲によってアリエン・ユイッテンボーハールトのチェロ、タイツェ・レッテリーのヴァイオリンが適時入る。例えば、フローリアン・フリッケから宗教色を抜いたような、独特のタッチのピアノによるミニマル・フレーズを基調に、ドローンなギターやベース、室内楽的なチェロ、ヴァイオリンが美しく絡むサウンド。全体に、田園的牧歌感を内包したローデリウス的郷愁感が、内省的なチェンバー・ミュージック色に収束していて、たゆたう感じの淡々としっとりした響きはともかくも心地好い。確実に時間の流れと空気の色が変わる、優れて瞑想的な好盤と思う。素晴らしい！。
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輸入盤／デッドストック入荷
(Psyche/Ambient,Electronics,Chamber,Minimal / Digi-Pack CD(2011 Re-master) / Bureau B/German)
Hans-Joachim Roedelius(p,g,b,acdn,syn,electronics)
Arjen Uittenbogaard(cello)
Tjitse Letterie(vln)
Produced by Roedelius
収録曲目
01.Geschenk Des Augenblicks (Gift Of The Moment)
02.Adieu Quichotte
03.Troubadour
04.Kleine Blume Irgendwo (Little Flower Somewhere)
05.Ohn' Unterlath (Continuously)
06.Gefundene Zeit (Time Regained)
07.Sehnsucht Ich Will Dich Lassen (To Be Free Of Yearning)
08.Das Sanfte (Mellowness)
09.Tag Fur Tag (Day By Day)
10.Zu Futhen Der Berge Am Ufer Des Sees (At The Foot Of The Mountain By The Lakeside)
11.Wurzeln Des Glucks (Roots Of Joy)
