USAのエンパイア・オブ・サインズから、19年リマスター&デジパックでのリリース。オビ付。菅谷昌弘は東京都出身の作曲家兼電子音楽家で、東京音楽大学在学中から三枝成彰、湯浅譲二、松村禎三等に師事、音大卒業後の80年代中期から、中村亜湖の歌芝居、舞踏演劇集団パパ・タラフマラ等の舞台音楽、NHK教育テレビ「中学生日記」、NHK-FM「FMシアター」等のサントラの他、ゴンチチのアレンジャー等々で幅広く活動している。高校時代からアール・ヴィヴァンに通い、店員だった芦川聡とも親交があったらしい。本作は、87~88年の初期作品をコンパイルしたアンソロジー盤で、パパ・タラフマラ時代の舞台音楽からのセレクト。ブックレット掲載の本人のライナーによると、ピアノ、シンセの他、8チャン・テープレコーダー、サンプラー(エンソニック・ミラージュ)、コンピューター(ヤマハYis503II)等を駆使した1人多重録音で全て制作されている。内容は、1,2,6,8曲目が87年「熱の風景」、3,5曲目が87年「アレッホ」で、カセット・テープでリリースされていた音源、4,7曲目が88年「海の動物園」で、CDでリリースされていた音源。緩やかで透明感のあるピアノのミニマル系パターンを軸に、淡いノイズやドローン・フラグメント、アコースティック・ギターやマリンバ、ベル等のサンプリングを適時絡めた、非常に静謐な空気感のアンビエント・サウンドを展開。しつこくない情感が何ともいい塩梅で、淡い陽光が水面で揺らいでいるような感じの、とても心地好い好盤と思う。素晴らしい!。
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輸入盤
(Psyche/Ambient,Minimal,Soundscape / Digi-Pack CD(2019 Re-master) / Empire Of Signs/USA)
菅谷昌弘(kbd,sampler,computer)
Produced by Unknown
収録曲目
1.Horizon (Intro)/ホライゾン (イントロ)
2.Future Green/未来の緑
3.Afternoon Of The Appearing Fish/あらわれる魚の午後
4.Grain Of Sand By The Sea/海の砂粒
5.Straight Line Floating In The Sky/空に浮かぶ直線
6.Wind Conversation/風の会話
7.Until The End Of The World/世界の果てまで
8.Horizon (Outro)/ホライゾン (アウトロ)