オーストラリアのルーム40から、限定ペーパースリーヴでのリリース。紙ジャケ仕様。J.ウィルソン&リアム・ケーナンは、シドニーの同じ美術館でキュレーターとして働いていた同僚で、それぞれが別個に音楽活動も行っていたが、お互いの『似たような地方や田舎の環境で育った経験』をテーマに、24年12月にセッションをレコーディングしたということらしい。本作は、26年にリリースされた只今のところデュオ名義ファースト・アルバムで、おそらくはそのセッション音源をエディット/ミックスした作品。メンバーはウィルソンとケーナンの2人で、主にウィルソンがシンセ、ケーナンがギターと思われる。ギター、モジュラー・シンセ、サンプル・ベースのループを主軸とした、わりとど真ん中のドローン・アンビエント方面で、どこか遠くで鳴ってる前に出ない感じや、ゆったりとした揺らぎのヒプノティック感は、ともかくも優れて瞑想的で埋没感十分。ウィルソンによると、『私たち2人が異なる時期に育った、シドニー西部やさらに西のニュー・サウス・ウェールズ州地方の一角を表現している』そうだが、淡い郷愁感と何かしらの寂寞感が交叉するこのサウンドスケープは、特に北海道在住のリスナーにはけっこう共感出来るかも知れない。寸止めの情感とアンバーな浮遊感が心地好い、時間の流れと空気の色が変わる好盤と思う。素敵!。
輸入盤
(Psyche/Drone,Ambient,Electronics / Paper-Sleeve CD(2026) / Room40/Australia)

J.WLSN(syn,etc)
Liam Keenan(g,etc)
Produced by Unknown
収録曲目
1.Teflon Blues I-IV
2.The Power Of Emptiness
3.Planned Obsolescence
4.Suburban Dopamine I-III



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