フランスのシェルター・プレスから、3面開きデジスリーヴでのリリース。ジョン・アルソア・ベネット(JAB)はギリシャのアテネ在住のアメリカ人フルート奏者&音響アーティストで、18年頃からクリスティーナ・ヴァンツォウとのデュオ・ユニットCV&JABで、19年からはソロ名義での作品をリリース、ジョヴァンニ・ディ・ドメニコやパク・ヤン・ラウ、マイケル・ハリソン等々の共演やライヴ活動も行っている。本作は、25年にシェルター・プレスからリリースされたソロ名義フィフス・アルバムで、メンバーは、バス・フルート、シンセ、フィールド・レコーディングを熟すアルソア・ベネット1人による制作。モアレ加工したエレピまたはオルガンのような、輪郭が滲んでいくシンセのドローン空間に、バス・フルートのアンバーな白玉フレーズや、街角の雑音、教会の鐘、嵐の音、家の中の何かしらの生活音などのフィールド・レコーディング・マテリアルが浮遊する、非常に静謐なサウンドスケープを堪能出来る。朝の時間帯にレコーディングしたということで、確かに涼やかな風が通り抜けていく感じの、肯定的静寂感&埋没感十分のサウンド。ゆったりとした揺らぎのような反復感は、ミニマルというよりはやはりドローン調で、「オリーヴの木立」という意味のアルバム・タイトルも含め、どこか古代ギリシア的な淡い情感が内省的な木漏れ日感に収束する、優れて瞑想的な好盤と思う。ともかくも、流していて心地好い。素敵!。
輸入盤
(Psyche/Drone,Ambient,Electro-Acoustic / Digi-Sleeve CD(2025) / Shelter Press/France)

John Also Bennett(bass-fl,syn,field-recording)
Produced by Unknown
収録曲目
01.Ston Elaiona
02.Gecko Pads
03.Hailstorm
04.A Handful Of Olives
05.Sacred House
06.Seikilos Epitaph
07.First Lament
08.Oracle
09.Easter Daydream
10.Lonely Melody



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