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JULIUS EASTMAN/Femenine (1974) (ジュリアス・イーストマン/USA)

ベルギーのサブ・ローザから、デジパックでのリリース。ジュリアス・イーストマンはニュー・ヨーク出身のコンポーザー兼ピアニスト兼ボーカリストで、何よりペトル・コティークとのSEMアンサンブルや、メレディス・モンクとの活動で知られているかも知れない。90年にドラッグ禍で他界したが、10年以降埋もれていた作品の再評価が急速に進み、その作風から一部では『黒いスティーヴ・ライヒ』とも呼ばれるらしい。本作は、74年にSEMアンサンブルが初演した71分に及ぶ楽曲で、フランスの室内楽団アンサンブル0とオウム・グラン・アンサンブルによる演奏だが、レコーディング時期は近年と思われるもクレジットがないので不明。概ね、ミニマル・チェンバーと呼べるサウンドを展開していて、ヴィブラフォン、ピアノ、弦&管楽器に、シンセ、エレクトロニクス、ヴォイス、パーカスが絡む、涼やかで美しいアンサンブルを堪能出来る。ヴィブラフォンを軸とした反復リフのミニマル感と、カウンター・パート的なピアノのアンビエント感、楽曲の肯定的な淡い情感は、確かにライヒ感十分な感じだが、弦&管楽器やシンセ、エレクトロニクスのハミ出し感は、むしろテリー・ライリー的なサイケ感を放っている印象で、このマッチングはけっこう面白い。柔らかい情感とミニマル感を担保しながら、ゆったりと盛り上がっていく様は流していて心地好く、この線としては素直に好盤と思う。余談だが、黒人のゲイとして、心ない差別や偏見と闘う生涯でもあったようだ。

輸入盤
(Psyche/Minimal,Chamber,Experimental / Digi-Pack CD(2020) / Sub Rosa/Belgium)

JULIUS EASTMAN/Femenine (1974) (ジュリアス・イーストマン/USA)

価格:

1,980円 (税込)

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JULIUS EASTMAN/Femenine (1974) (ジュリアス・イーストマン/USA)

Melaine Dalibert(p)
Jozef Dumoulin(el-p,syn)
Alexandre Herer(kbd,electronics)
Amelie Grould(vib)
Stephane Garin(per,artistic co-direction)
Julien Pontvianne(sax,orchestration,artistic co-direction)
Sophie Bernado(basn)
Jean-Brice Godet(clnt)
Christian Pruvost(tp)
Tomoko Katsura(vln)
Cyprien Busolini(vla)
Celine Flamen(cello)
Ellen Giacone(voice)

Producd by Ensemble 0, AUM Grand Ensemble, Variations festival(Lieu Unique)


収録曲目
1.Femenine

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