UKのタッチから、ロングザイズ(約19cmX約13.5cm)のデジパックでのリリース。クレア・M・シンガーはスコットランド出身のオルガン&チェロ&エレクトロニクス奏者兼コンポーザーで、ソロ・アルバム制作の他にも、マイク・ハーディング等とのエターナル・コード、ロンドン・コンテンポラリー・オーケストラの嘱託作曲、イズリントン・ユニオン・チャペルのオルガン音楽監督、映画サウンドトラックなどなど、幅広く活動している。本作は、25年にリリースされたフォース・アルバムで、メンバーは、オルガン、チェロ、エレクトロニクスをマルチに熟すシンガー1人、プロデュース&ミックスもシンガー。スコットランドのアバディーンシャーにある、ケアンゴーム山脈をモチーフとしたトータル・コンセプト・アルバムで、『荒々しくも畏敬の念を抱かせる風景を、シンガー自身が実際に歩んだ経験と共に込めた』とある。概ね、オルガンとチェロを主軸とした、わりとど真ん中のドローン・アンビエント・サウンドで、サステイン加減が絶妙な埋没感を演出していて、さりげなく重ねられるエレクトロニクスによる変容や、エレクトロ・フラグメントのハマりも上々。この、優しさと厳しさが纏めて荘厳さに収束していくようなサウンドスケープは、静謐な幽玄さの表現としては非常に秀逸で、何かがゆったりと込み上げてくるような感覚は、ともかくも流していて心地好い。『持続的な歓喜の瞬間を生み出している』とのガーディアン紙の評の通り、優れて瞑想的で正しくサイケな、時間の流れがだんだんと止まっていく好盤と思う。美しい!。
輸入盤
(Psyche/Drone,Electronics,Ambient,Progressive / Long Digi-Pack CD(2025) / Touch/UK)

Claire M Singer(org,cello,electronics)
Produced by Claire M Singer
収録曲目
1.Turadh
2.57.0908° N, 3.6939° W
3.Rionnag a Tuath
4.56.9500° N, 3.2667° W
5.Gleann Ciuin



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