フランスのラープスから、限定ペーパースリーヴでのリリース。エコパック見開き紙ジャケ仕様、LTD.150枚プレス。アキラ・サノは新潟県出身のエレクトロニクス奏者&画家で、詳しいバイオグラフィはわからないが、19年にファースト・アルバム「カロ」をCDでリリース以降、東京を拠点にドローイング、グラフィック、インスタレーション、ビデオグラフィー等々でも並行して活動している。本作は、25年にリリースされたおそらくセヴンス・アルバムで、メンバーは、エレピ&ピアノ、シンセ、エレクトロニクス、ミュジック・コンクレート等々を駆使するサノ1人、プロデュースはラープス主宰のマティアス・ファン・エークロー。概ね、爪弾き調のエレピやピアノ的マテリアルと、拡散していくタバコの煙のようなシンセ&エレクトロニクスのノイズ調フラグメントが、交叉しつつ漂うドローン調サウンドを展開していて、全体が淡い木漏れ日感と仄かな郷愁感に収束。水の流れや雫のような音、遠くを通り過ぎる電車のような音、何かしらの環境音などなど、フィールド音のミュジック・コンクレートのセンスも素敵で、特段のオチはなくフラクタル構造のドローン的埋没感満点。涼を呼ぶ風鈴のような爽やかさと、深い水の底的透明感が、ともかくも流していて心地好く、正しくサイケで優れて瞑想的な、ドローン・アンビエント系の好盤と思う。この涼やかさは、イーノ&バッドの「鏡面界」辺りにも通じる印象。素敵!。
輸入盤/150枚限定プレス
(Psyche/Drone,Ambient,Electronics / Paper-Sleeve CD(2025) / Laaps/France)

Akhira Sano(all-instruments)
Producecd by Mathias Van Eecloo
収録曲目
1.Demande Un
2.Demande Deux
3.Reponse Un
4.Reponse Deux



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