USAのトンプキンズ・スクエアから、見開きデジスリーヴでのリリース。ア・ブロークン・コンソートはリチャード・スケルトンのソロ・ユニットで、スケルトンはランカシャー出身のマルチ奏者兼実験音楽家。04年に奥さんのルイーズが29歳で亡くなった後、その悲しみを克服するために音楽を始め、本名のスケルトンの他、カルーセル、リフトミュージック、ハイディカ等々、様々なユニット名でも活動している。本作は、10年にリリースされたア・ブロークン・コンソート名義サード・アルバムで、07年と09年にCDRで限定リリースされた「クロウ・オータム」、「クロウ・オータム・パート2」のリメイク4曲に、新曲3曲を加えた内容。全てスケルトン1人による演奏で、楽器クレジットがなく確かではないが、おそらくヴァイオリン、チェロ、ギター、マンドリン、ピアノ等を使った、非常に物悲しげなダーク・ドローンを展開。ヴァイオリンやチェロのロング・トーンの反復フレーズの間に間に、単音のピアノ、マンドリンのトレモロ、ギターのアルペジオなどが淡々と浮かんでは消える、ともかくも静謐なサウンド。全体が哀悼的情感に収束していて、静かに喪に服すイメージに心を揺らされるが、死の厳粛さと個人的哀しみが同居している印象で、その意味では優れて瞑想的。明らかに空気の色と時間の流れが変わる、滲むような心地好さの好盤と思う。素晴らしい!。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Psyche/Drone,Dark Ambient,Post Classic / Digi-Sleeve CD (2010) / Tompkins Square/USA)
Richard Skelton(all instruments)
Produced by Richard Skelton
収録曲目
1.Day Reveals
2.A Mercy Kill
3.Like Rain
4.Mountains Ash
5.The River
6.Beneath
7.Leaves