USAのサード・マン・レコードから、デジパックでのリリース。リッチ・ルースはテネシー州ナッシュビルを拠点とするマルチ奏者、マイケル・リッチ・ルースのグループというかユニットで、本作は22年にリリースされたファースト・アルバム。メンバーは、ギター、ベース、シンセ、パーカス等をマルチに熟すルース、リューベン・ギングリッチ、キェメロン・キャラス、サム・キュー、ジャレド・セルナー辺りを中心に、曲によってカレブ・ヒックマン、ヴァレリー・アダムス、ケント・トアルソン、ホイト・ライト等々が適時参加、プロデュースはルース。シンセ、ドラム、アコースティック・ベース辺りを軸とした、ガムラン感内包のミニマル&ドローン調セッション風空間に、ブルージー&サイケなギターやオルガン、ジャジーなサックス、アンバーなフルート等々が適時切り込んでくる、アンビエント・プログレ調サウンドを展開。一貫して淡い郷愁感が担保された楽曲群と、セッション風ながらダイナミズムの効いたポスト・ロック調のアンサンブルのマッチングがよく、全体がくぐもったドローン感に収束する様は見事。ギターやシンセのノイズ色も踏まえたサイケ感や、粘っこいウッド&エレ・ベースとパーカッシヴなドラムのポスト・ロック感、太いサックスのジャズ・ロック的アクセントのハマりのよさも秀逸。流していて素直に心地好く演奏もカッコいい、正しくサイケな好盤と思う。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Psyche,Minimal,Ambient / Digi-Pack CD(2022) / Third Man Records/USA)
Michael Rich Ruth(g,b,syn,per)
Cameron Carrus(ac-b)
Reuben Gingrich(ds)
Sam Que(sax,fl)
Jared Selner(sax)
Caleb Hickman(sax)
Valerie Adams(fl)
Kent Toalson(org)
Whit Wright(ps-g)
Produced by Michael Rich Ruth
収録曲目
1.Taken Back
2.Older But Not Less Confused
3.Desensitization And Reprocessing
4.Heavy And Earthbound
5.Thou Mayest
6.Angel Slide
7.Doxology