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PAVLOV'S DOG/Pampered Menial(禁じられた掟/BSCD2) (1975/1st) (パブロフズ・ドッグ/USA)

国内のソニー・ミュージックから、限定ペーパースリーヴでのリシュー。見開き紙ジャケ仕様、BSCD2(Blu-spec CD2)&21年新規リマスター盤。パブロフズ・ドッグはミズーリ州セントルイス出身のグループで、セカンドにビル・ブルーフォードが参加したこともあってか、日本のプログレ巷ではわりと人気のバンド。本作は、75年にUSAのABCからリリースされたファースト・アルバムで、邦題は「禁じられた掟」、ライナーは山田順一、歌詞・対訳付。メンバーは、サーカンプ、ハミルトン、スティーヴ・スコルフィナ(ex.REOスピードワゴン,etc)、ダグ・レイバーン、リック・ストックトン、ジークフリード・カルヴァー、マイク・サフロンの7人編成、マーレイ・クルーグマンとサンディ・パールマンの共同プロデュース。一度聴くと耳に残るサーカンプの印象的なハイトーン・ボーカル、嫌味のない洪水メロトロン、ツボを押さえたオルガン&ピアノ、カンサス的ヴァイオリン、ハード・ロック調のギター、堅実なリズム隊等々によるアンサンブルは、よく練られたアレンジも含め真っ当かつ上等で、演奏もソツなく素直にカッコいい。アメリカにあってはわりと珍しい、楽曲の湿った暗さと哀愁が放つブリティッシュ的くぐもり感も捨て難く、特にボーカルとメロトロン、ヴァイオリンの盛り上がる哀愁感は抜群で、あざと過ぎないキャッチーさと絶妙のマッチングを見せる。全体に、浮上出来ないアングラ感も見え隠れするが、わりと丁度いい塩梅のポップネスというか、このカッチリした感じはメインストリーム系のリスナーにも十分アピールするだろう、アメリカン・シンフォニック・プログレ系の好盤と思う。

国内盤/国内プレス(Japanese-pressing CD)
(Progressive/Symphonic,Pops / Paper-Sleeve BSCD2(2021 Re-master) / Sony Music/Japan)

PAVLOV'S DOG/Pampered Menial(禁じられた掟/BSCD2) (1975/1st) (パブロフズ・ドッグ/USA)

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2,310円 (税込)

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PAVLOV'S DOG/Pampered Menial(禁じられた掟/BSCD2) (1975/1st) (パブロフズ・ドッグ/USA)

David Surkamp(vo,g)
Steve Scorfina(g)
Doug Rayburn(mltrn,fl)
Siegfried Carver(vln,vla)
David Hamilton(kbd)
Rick Stockton(b)
Mike Safron(ds,per)

Producerd by Murray Krugman & Sandy Pealman


収録曲目
1.Julia/ジュリア
2.Late November/晩秋
3.Song Dance/ソング・ダンス
4.Fast Gun/ファスト・ガン
5.Natchez Trace/ナッチェス・トレース
6.Theme From Subway Sue/地下鉄のスーの詩
7.Episode/エピソード
8.Preludin/序曲
9.Of Once & Future Kings/すべての王の中で

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