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カナダのプログケベック／ムジーク・プログレッソンから、79年のライヴ盤「コンポジト」のB面4曲をボーナスで加えての、06年新規リマスターでのリシュー。マネイジュはケベック州出身のグループで、アラン・ベルジュロンとジェローム・ラングロワが在籍していたラスティング・ウィープを母体として、72年に結成されている。本作は、77年にカナダのポリドールからリリースされたサード・アルバムで、確か邦題は「御伽の国へ」。メンバーは、ベルジュロン、ヴァンサン・ラングロワ、ドゥニ・ラピエール、イヴ・レオナール、ジル・シェターニュ、ポール・ピカールの6人編成を基本に、曲によってヴァイオリンやサックスが適時ゲスト参加。基本的には、ファーストからのチェンバー・ジャズ・ロック路線を担保しつつ、ジェントル・ジャイアント的な洒落たユーモア感が増していて、美しいメロディを織り込んだ複雑なアンサンブルは非常にエレガントで濃密。シロフォンやヴィブラフォンを軸としたリズム・セクションは、ともかくもピエール・ムーランズ・ゴング的だが、ジェントル・ジャイアントのようにメンバーが楽器をマルチに交代しながら演奏していて、奇妙かつ特異でかなり面白い。ちょっとカンタベリー色のあるオモチャ箱的感覚と、ピークまで炸裂しない室内楽的クールさが同居していて、めくるめくイメージの連続が心地好いサウンド。プログレ然としたファンタジックなスリーヴと、ボーナスのライヴ音源のカッコよさも含め、この線としてはわりと文句なしの好盤と思う。
輸入盤／デッドストック入荷
(Progressive/Jazz Rock,Chamber,Canterbury / Jewel-case CD(2006 Re-master) / ProgQuebec/Canada)
Alain Bergeron(fl,sax)
Vincent Langlois(p,el-p,per)
Denis Lapierre(g)
Yves Leonard(b)
Gilles Schetagne(ds,per)
Paul Picard(xyl,vib,per)
Denise Lupien(vln)
Chantale Remillard(vln)
Christiane Lampron(sax)
Andre Pelchat(sax)
Produced by Maneige
収録曲目
01.Le Gai Marvin
02.La Fin De L'Histoire
03.Les Folleries
04.Les Epinettes
05.Mambo Chant
06.Douce-Amere
07.Le Gros Roux
08.Au Clair De La Prune
09.11 Juillet
10.Time Square
bonus track(1979 live at the Cinema Outremont Bromont, from "Composite"):
11.Bullfrog Dance
12.Etrange Hiver
13.Douce Amere
14.Un Certain Regard
