EUのタイムラインから、22年リマスター&デジパックでのリリース。ザ・フロックはシカゴ出身のグループで、フレッド・グリックスタイン、ジェリー・スミス、ロン・カープマンが高校時代に結成したガレージ・バンドを母体としているらしい。66年以降にジェリー・グッドマンやリック・カノフ等が加入して、次第にニュー・ロック/プログレ系サウンドに変遷していったようだ。何より、この後グッドマンがマハヴィシュヌ・オーケストラに加入したことで、知られているかも知れない。本作は、タイトル通り69,70年のFMラジオ放送用ライヴ音源をコンパイルした発掘ライヴ盤で、1~4曲目が69年7月27日のデンヴァー・マイル・ハイ・スタジアムでのポップ・フェス、5~8曲目が70年1月31日のニュー・オリンズ・ウェアハウス。メンバーは、グリックスタイン、スミス、カープマン、グッドマン、カノフ、トム・ウェッブ、フランク・ポサの7人編成。どちらも1,2thと同じメンバーで、1stの曲をインプロも交えた構成で展開していて、ブルース、サイケ、プログレ、ジャズ・ロック等々の要素が交叉する、非常に濃密な演奏を堪能出来る。殊の外ブルージー&ヘヴィなギター、流暢で達者なヴァイオリン、太いグルーヴ感のベースを軸に、適時ジャジーなアクセントを付けるブラス隊と安定したドラムが絡むアンサンブルは上等で、わりと素直にカッコいい。音質・バランスともに良好で、ライヴ然とした盛り上がりとズッシリとした聴き応え十分の好ライヴ盤と思う。プログレ系愛好家は勿論、ハード系愛好家もけっこう楽しめるのでは。
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輸入盤
(Progressive/Blues,Psyche,Crossover / Digi-Pack CD(2022 Re-master) / Timeline/EU)
Fred Glickstein(vo,g)
Jerry Goodman(vln)
Rick Canoff(sax,vo)
Tom Webb(sax)
Frank Posa(tp)
Jerry Smith(b,vo)
Ron Karpman(ds)
Produced by Unknown
収録曲目
"Denver Pop Festival Mile High Stadium, Denver, CO June 27th 1969 KEZY-FM":
1.Store Bought, Store Thought
2.Clown
3.Truth
4.Guitar Solo > More Truth
"Warehouse, New Orleans, LA January 31st 1970 National Public Radio":
5.What The Flock
6.Clown
7.Store Bought, Store Thought
8.Truth