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USAのブッダ/BMGレコードから、ボーナス2曲を加えての、99年新規リマスターでのリシュー。ダリル・ホールはペンシルヴァニア州ポッツタウン出身のシンガー・ソング・ライター(SSW)で、何よりホール＆オーツでの活動で知られるビッグ・ネーム。本作は、80年にUSAのRCAビクターからリリースされたソロ名義ファースト・アルバムで、メンバーは、ホール、プロデュース兼任のロバート・フリップ、ケニー・パッサレッリ、ロジャー・ポーペの4人編成を基本に、カレブ・クェイ、チャーリー・デ・シャン、デヴィッド・ケント等が曲によって適時参加。「サラ・スマイル」や「リッチ・ガール」のヒットを持つブルーアイド・ソウル系のホールと、キング・クリムゾンのフリップという組み合わせは、フリップの79年ソロ「エクスポジャー(ボーナス2曲はこのアルバム収録曲)」へのホールの参加で驚かされたが、本作はそれ以前の布石的様相を持つアルバムで、77年8月にレコーディングは終了していたものの、RCA側がホールのイメージに合わないとリリースを拒否して、結果80年になってやっとリリースされたという曰くがある。数曲でクェイがソロを弾いている以外は、全てのバックも含めフリップがギターを弾いていて、普通にポップ調の曲なのにフリップと判るミスマッチなギターやフリッパートロニクスが鳴り響き、とはいえアンサンブルとして成立しているという妙な仕上がりのサウンドは、けっこう存外に面白かったりする。パッサレッリ、ポーペ、クェイの3人は、ホックフット、エルトン・ジョン・バンドの馴染みで、その辺りもバンド感の担保に一役買っているのかも知れず、佳曲の3曲目や「エクスポジャー」収録の「アイ・メイ・ノット・ハヴ～」の原曲だろう5曲目も含め、フリップ／クリムゾン愛好家はけっこう楽しめる好盤と思う。ドイツ・プレス盤
輸入盤／デッドストック入荷
(Progressive/Pops,Psyche,Soul / Jewel-case CD(1999 Re-master) / Buddha/BMG Records/USA,Germany)
Daryl Hall(vo,kbd,syn,mandar)
Robert Fripp(g,frippertronics)
Kenny Passarelli(b)
Roger Pope(ds)
Caleb Quaye(g)
Charlie De Chant(sax,vo)
David Kent(vo)
Sid McGinniss(ps-g)bonus
Brian Eno(syn)bonus
Tony Levin(b)bonus
Jerry Marotta(ds)bonus
Phil Collins(ds)bonus
Produced by Robert Fripp
収録曲目
01.Sacred Songs
02.Something In 4/4 Time
03.Babs And Babs
04.Urban Landscape
05.NYCNY
06.The Farther Away I Am
07.Why Was It So Easy
08.Don't Leave Me Alone With Her
09.Survive
10.Without Tears
bonus track(from ROBERT FRIPP/Exposure):
11.You Burn Me Up I'm A Cigarette
12.North Star
