ドイツのMPS/プロミシング・ミュージックから、08年24ビット・リマスター&ペーパースリーヴでのリシュー。見開き紙ジャケ仕様で、被せオビ付。音質はクリアかつ迫力があって非常によい。チャーリー・マリアーノはボストン出身のジャズ管楽器奏者で、オズモーシス後の70年代初頭に渡欧してドイツを拠点に活動を続け、プログレ系リスナーには何よりエンブリオやスーパーシスターでも知られるビッグ・ネーム。本作は、72年にドイツのMPSからリリースされたアルバムで、メンバーは、マリアーノ、ポーランド人ヴァイオリニストのズビグニエフ・ザイフェルト、ヤン・ハマー(ex.マハヴィシュヌ・オーケストラ,ジェフ・ベックetc)、ジャック・ブルース(ex.クリーム,etc)、ジョン・マーシャル(ex.ソフト・マシーン,ニュークリアス,etc)、インドネシア人パーカッショニストのニッピー・ノヤの6人編成、プロデュースはヨアヒム・エルンスト・ベーレント。ほとんどマリアーノのペンによるナンバーだが、マリアーノの管楽器が中心というわけではなく、ハマーもザイフェルトもかなり派手なソロを弾きまくっていて、饒舌なブルースのベースと殊の外ドライヴ感のあるマーシャルのドラムのコンピネーションも、実に申し分のないカッコよさを放つ。次々と畳み掛けるようにキメが繰り出され、それが面白いようにビシバシとキマっていく様は痛快で、マリアーノの操るインドの民族楽器ナダスワラムの独特の響きも素晴らしい。ちょっとアラビックなテイストのある楽曲群を、さりげないバカテクな緊張感のある演奏で展開する文句なしの好盤と思う。ともかくもカッコよし!。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Jazz Rock,Psyche / Paper-Sleeve CD(2008 24bit Re-master) / MPS,Promising Music/German)
Charlie Mariano(sax,fl,nagaswaram)
Zbigniew Seifert(vln)
Jan Hammer(p,el-p,syn)
Jack Bruce(b)
John Marshall(ds)
Nippy Noya(per)
Producerd by Joachim Ernst Berendt
収録曲目
1.Helen 12 Trees
2.Parvati's Dance
3.Sleep, My Love
4.Thorn Of A White Rose
5.Neverglades Pixie
6.Charlotte
7.Avoid The Year Of The Monkey