UKのヴァージン/EMIから、75年8月9日のイタリアのリミニのラルトロ・モンドでの未発表ライヴ音源2曲をボーナスで加えての、05年新規リマスターでのリシュー。音質はクリアで迫力もあってよい。ヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーター(VDGG:高電圧静電発電機)は、ピーター・ハミルとクリス・ジャッジ・スミスのデュオ・ユニットとして67年にマンチェスターで結成されたグループで、数度の解散と休止期間を経て現在も独自の存在感を維持しながら活動を続ける孤高のビッグ・ネーム。本作は、75年にUKカリスマからリリースされたフィフス・アルバムで、邦題は確か「ゴッドブラフ」。メンバーは、ハミル、ヒュー・バントン、デヴィッド・ジャクソン、ガイ・エヴァンスの4人編成で、前作「ポーン・ハーツ」から4年の沈黙を経ての再編。いわゆるVDGG的ヘヴィネスとカッコよさでは全作品中一番と思うが、同時に最も人気のない1枚かも知れない。ハミルの絶叫シャウト・ボーカルとヨレるエレピを見事にフォローする、バントンの流暢なオルガンとペダルベースの存在は大きく、ニュアンスと味付けを担うジャクソンの管楽器、ボトムをキープするキレのよいエヴァンスのドラムが、全員一体となってハミルの情感と共に盛り上がっていく様は本当にカッコいい。圧倒的なダークネスとヘヴィネスも含め全てが濃密な大好盤で、個人的には3曲目の「アロウ」が何より印象的と思う。ボーナスのライヴ音源も、十二分に炸裂していて非常にカッコよかった。EUプレス盤
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輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Psyche,Heavy Symphonic / Jewel-case CD(2005 Re-master) / Virgin/UK,EU)
Peter Hammill(vo,p,g)
Hugh Bunton(org,b)
David Jackson(sax,fl)
Guy Evans(ds,per)
Producerd by Van Der Graaf Generator
収録曲目
1.The Undercover Man
2.Scorched Earth
3.Arrow
4.The Sleepwalkers
bonus track(Live at L'Altro Mondo 1975):
5.Forsaken Gardens
6.A Louse Is Not A Home