UKのタイガーモス・レコードから、6曲入EPCDでのリリース。トム・ニューマンは、おそらくロンドン出身のギタリスト兼シンガー・ソング・ライター兼エンジニアで、66年頃からザ・トムキャッツのメンバーとしてスペインで活動、68年にジュライに発展、その後ヴァージンのマナー・スタジオのチーフ・エンジニアとなった。エンジニア業の傍らでソロ・アルバムもポツポツとリリースしているが、プログレ系リスナーには、何よりマイク・オールドフィールドの「チューブラー・ベルス」のエンジニアとして知られているかも知れない。本作は、21年にリリースされた6曲入EPCDで、紙ジャケ仕様、同時リリースの「妖精交響曲II」のプロモーションも兼ねた姉妹作品。メンバーは、ニューマン、レス・ペンニング(ex.マイク・オールドフィールド,etc)、ロバート・リード(ex.マジェンタ)の3人を中心に、曲によってジム・ニューマン(トムの孫?)が適時参加。1曲目は、白人の暴挙に抵抗した18世紀の誇り高いイロコイ族の族長を歌った、19世紀のアメリカ民謡「オー・シェナンドー」で、5曲目はその別ミックス。2曲目は77年「妖精交響曲」収録曲のリメイクで、6曲目はその発展ロング・ヴァージョン。3曲目は75年「ファイン・オールド・トム」収録曲のリメイクで、4曲目は「妖精交響曲II」収録曲のプロモーション。概ね、雰囲気は「妖精交響曲II」とほぼ同じで、トラッド、プログレ、サイケの各要素が交叉する素敵なサウンドだが、特にジュライ的な6曲目はサイケ感十分で素直にカッコいい。ニューマンとリードの直筆サイン入。
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輸入盤
(Progressive/Psyche,Trad,Experimental / Paper-Sleeve CD(2021) / Tigertmoth Records/UK)
Tom Newman(g,kbd,b,per,vo,etc)
Les Penning(rcdr,wsle,spoken-word)
Robert Reed(kbd,etc)
Jim Newman(g)
Produced by Tom Newman
収録曲目
1.Shenandoah (BBC Mix)
2.Dance Of The Daoine Sidhe (2021 Mix)
3.Sad Sing (2021 Mix)
4.The Orchid People's Dilemma
5.Shenandoah
6.Dance Of The Stems