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PETER HAMMILL/In A Foreign Town/Out Of Water (1988+1990/18+19th) (ピーター・ハミル/UK)

UK/EUのエソテリック・アンテナから、3面開きデジパック&2CDでのリシュー。ピーター・ハミルはロンドン出身のシンガー&シンガー・ソング・ライター(SSW)で、何よりヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーター(VDGG)のリーダーとして知られていると思う。ソロとVDGGで現在も現役で活動を続ける孤高の巨人。本作は、88年の18th「イン・ア・フォーリン・タウン」と90年の19th「アウト・オブ・ウォーター」の2枚のソロ・アルバムに、ハミル自身がリワーク&リレコーディングを施した「2023年版」で、オリジナルはどちらもUKエニグマ・レコード。メンバーは、18thがMIDI演奏を用いたハミル1人、19thもハミルのMIDI演奏が基本だが、曲によってデヴィッド・ジャクソン(ex.VDGG,タンジェント,etc)、スチュワート・ゴードン(ex.ザ・ノイズ,スティーヴ・ティルストン・トリオ,etc)、ジョン・エリス(ex.ザ・K・グループ,ストラングラーズ,etc)、ニック・ポッター(ex.VDGG,VDG,ザ・ノイズ,ザ・K・グループ,etc)等々、馴染みのメンバーが適時参加、プロデュースは基本ハミル。どちらも、MIDIテクノロジーのいわゆる『打ち込み感』が、当時リスナーの間で賛否を呼んだが、今回のリワーク&リレコーディングによって、オリジナルのマテリアルをある程度使用しつつもわりと印象の違う仕上がりになっていて、なかなか面白くて楽しめる。何というか、楽曲の「らしさ」や「ハミル調ダンディズム」はほぼそのまま担保されているが、当時のニュー・ウェーヴっぽさやB級ポップスさがあっさりと薄くなっていて、全体の音色も「レトロさ」が味わいに逆転していて新鮮味十分。なかなかどうしてのリワーク&リレコーディング好盤と思う。

輸入盤
(Progressive/Psyche,Post Rock / Digi-Pack 2CD(2023 Rework&Rerecording) / Esoteric Antenna/UK,EU)

PETER HAMMILL/In A Foreign Town/Out Of Water (1988+1990/18+19th) (ピーター・ハミル/UK)

価格:

3,380円 (税込)

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PETER HAMMILL/In A Foreign Town/Out Of Water (1988+1990/18+19th) (ピーター・ハミル/UK)

Peter Hammill(vo,MIDI,etc)all
David Jackson(sax)19th
Stuart Gordon(vln)19th
Fury(aka.John Ellis)(g)19th
Nic Mozart(aka.Nic Potter)(b)19th

Produced by Peter Hammill(18th), Peter Hammill & David Lord(19th)


収録曲目
(CD1/In A Foreign Town 2023):
01.Hemlock
02.Invisible Ink
03.Sci-Finance (Revisited)
04.This Book
05.Time To Burn
06.Auto
07.Vote Brand X
08.Sun City Nightlife
09.The Play's The Thing
10.Under Cover Names
11.Smile
12.Time To Burn

(CD2/Out Of Water 2023):
01.Evidently Goldfish
02.Not The Man
03.No Moon In The Water
04.Our Oyster
05.Something About Ysabel's Dance
06.Green Fingers
07.On The Surface
08.A Way Out

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