UKのハーヴェスト/パーロフォンから、限定ペーパースリーヴでのリシュー。18年3CDボックス「アンアテンデッド・ルガッジ」の24年バラ売り再発で、見開き紙ジャケ仕様、18年新規リマスター音源。ニック・メイソンはバーミンガム出身のドラマーで、何よりピンク・フロイドでの活動で知られていると思う。フロイドではSEのアイデアとテープ・コラージュの中核を担う影の番長だった他、ロバート・ワイアット、ゴング、スティーヴ・ヒレッジ、ロイ・ハーパー、マイケル・マントラー、ダムド等々との交流やプロデューサーなど、幅広い人脈を持つビッグ・ネーム。リック・フェンはオックスフォードシャー州オックスフォード出身のギタリスト兼コンポーザーで、70年代後半の10ccでの活動や、マイク・オールドフィールドやホール&オーツでヒットした「ファミリー・マン」の共作者としても知られていると思う。本作は、85年UKハーヴェストからリリースされたデュオ名義ファースト・アルバムで、メンバーは、ドラムその他のメイソンと、ドラム以外その他のフェンを核に、曲によってフロイドの僚友デヴィッド・ギルモアや、クレイグ・プレス(ex.ヴィジター 2035,マッシヴ・アタック,マイク・オールドフィールド,etc)、マギー・ライリー(ex.マイク・オールドフィールド,ケイドー・ベル,etc)、メル・コリンズ(ex.キング・クリムゾン,キャメル,etc)等が適時参加、プロデュースはメイソンとフェンの共同。妙なサイケ感が担保されたポップなエレクトロ・プログレ方面で、ライトさの奥に透けて見える変態感が面白く、メインストリーム系のキャッチーさとサイケなストレンジ感が、独特の塩梅で交叉しながらテクノ感に収束。メイソンの81年ソロ名義ファーストはまた違ったテイストの、テクノ・プログレ系の好盤と思う。
輸入盤
(Progressive/Psyche,Techno Pop,Strange / Paper-Sleeve CD (2024 '18Re-master) / Harvest/Parlophone/UK)

Nick Mason(ds,instruments)
Rick Fenn(instruments,engineer)
Craig Pruess(emulator-brass)
Aja Fenn(p)
David Gilmour(vo)
Maggie Reilly(vo)
Danny Peyronel(vo)
Mel Collins(sax)
Produced by Nick Mason & Rick Fenn
収録曲目
01.Malta
02.Lie For A Lie
03.Rhoda
04.Profiles Part 1 / Profiles Part 2
05.Israel
06.And The Address
07.Mumbo Jumbo
08.Zip Code
09.Black Ice
10.At The End Of The Day
11.Profiles Part 3



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