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UKのツイード・ジャケット・ミュージックから、見開きペーパースリーヴでのリリース。ヘルド・バイ・トゥリーズは、主にプロデューサー／サウンドクリエイターとして活動していたデヴィッド・ジョセフが、20年に開始したユニットというかプロジェクト。本作は、25年にリリースされたセカンド・アルバムで、メンバーは、ジョセフ、ロビー・マッキントッシュ、チャーリー・ホリス、アンディ・パナイ、ジェームズ・グラント、ポール・ビーヴィス辺りを核に、曲によってローレンス・ペンドラス、ジェームズ・シャープ、ロブ・クームス、ピーター・ムーン、クリス・ペドリー等々が適時参加、プロデュースはジョセフ。ライヴ・アルバムやマーティン・スミスとの共作EPを経て、22年ファースト「ソラース」以来3年振りのスタジオ・フル・アルバム。ピンク・フロイド的泣きの郷愁感プログレ色と、アンビエント＆エレクトロニクス色内包のポスト・ロック調ソリッド感が交叉する、従来の路線は基本変わらずだが、フィールド・レコーディング等を適時織り交ぜたアブストラクトなダーク・アンビエント・パートと、バンド・アンサンブル主体の情感プログレ・パートがシームレスに連続していて、全体がある種のドローン感に収束する独特のサウンドスケープ。一貫してくぐもり感十分の淡い郷愁的情感が、ともかくも流していて心地好く、アンビエント・プログレ・インスト方面として、わりと文句なしの好盤と思う。素敵！。
輸入盤
(Progressive/Post Rock,Psyche,Symphonic / Paper-Sleeve CD(2025) / Tweed Jacket Music/UK)
David Joseph(el-g,ac-g,per,field-recording)
Robbie McIntosh(el-g,ac-g)
Charlie Hollis(p)
James Grant(b)
Paul Beavis(ds)
Andy Panayi(sax,fl,clnt)
James Sharp(nylon-string-g)
Rob Coombes(org)
Peter Moon(el-vla,variophon,solina)
Lawrence Pendrous(p)
Chris Pedley(b)
Matt Simms(el-g)
Jen Macro(el-g)
Tom Kay(el-g)
Robert Poss(el-g)
Norman Westburg(el-g)
Mike Griffiths(ac-g)
Simon Edwards(d-b)
Mark Simnett(ds)
Stephen Gilchrist(ds)
Martin Ditcham(ds,per)
Phill Brown(sound-effects)
Simone Marie Butler(sound-collage,syn)
Simon Scott(field-recording)
Produced by David Joseph
収録曲目
1.Edge Of Town
2.The Boundary
3.Hinterland Soul
4.The Path
5.Between States
6.The Snickett
7.The Pylon Line
8.Boughs And Branches
