USAのヴァレーズ・サラバンドから、68年の2枚のシングル両面4曲(アルバム未収とシングル・ヴァージョン/モノ)をボーナスで加えてのリシュー。ジェネシスは、サリー州パブリック・チャーターハウス・スクール内の2つの高校生バンド、ピーター・ガブリエルとトニー・バンクスがいたガーデン・ウォールと、アンソニー・フィリップスとマイケル・ラザフォードがいたザ・アノンが合体する形で結成されたグループで、今や押しも押されぬプログレ界のビッグ・ネームの1つ。本作は、69年にUKデッカからリリースされたファースト・アルバムで、確か邦題は「創世記」。メンバーは、ガブリエル、バンクス、フィリップス、ラザフォード、ジョン・シルヴァーの5人編成を基本に、曲によってアーサー・グリーンスレイド、ルー・ウォーバートンのアレンジによるオーケストラが入る。プロデュースはジョナサン・キングで、シングル4曲のドラムはクリス・スチュワート。概ね、ソフト・サイケ方面のポップネスが担保されたアート・ロック調サウンドを展開していて、特にサード「ナーサリー・クライム」以降のプログレ調を期待するリスナーは持て余すようだが、ポップ・サイケ系の線としては悪くないサウンド。ガブリエルの特徴的な声と、バンクスのリリカルなピアノ&オルガンを軸に、キャッチーなオーケストラを絡めたサウンドは、ほぼメンバー全員18歳ということを思えば、十分な水準の出来と思う。あまり目立たないが、アコギはけっこう頑張っていて、少し拙いエレキ・ギターも愛嬌の範疇で、無理に「ナーサリー・クライム」以降に寄せて聴かなければ、けっこう楽曲やアレンジが真っ当で楽しめる1枚。
輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Psyche,Pops / Jewel-case CD(2008) / Varese Sarabande/USA)

Peter Gabriel(vo,fl,tambourine)
Anthony Phillips(el-g,ac-g,vo)
Anthony Banks(p,org,vo)
Michael Rutherford(b,ac-g,vo)
John Silver(ds)
David Thomas(vo)
Chris Stewart(ds)bonus
Orchestra Arranged by Arthur Greenslade, Lew Warburton
Produced by Jonathan King
収録曲目
01.Where The Sour Turns To Sweet
02.In The Beginning
03.Fireside Song
04.The Serpent
05.Am I Very Wrong?
06.In The Wilderness
07.The Conqueror
08.In Hiding
09.One Day
10.Window
11.In Limbo
12.Silent Sun
13.A Place To Call My Own
bonus track(single):
14.The Silent Sun (1968 A-side)
15.That's Me (1968 B-side)
16.A Winter's Tale (1968 A-side)
17.One-Eyed Hound (1968 B-side)



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