UKのエソテリック・レコーディングスから、70年のアルバム未収シングルB面1曲と、71年にガス・ダッジョンが手掛けた未発表リミックス・ヴァージョン6曲の計7曲をボーナスで加えての、15年新規24ビット・リマスターでのリシュー。音質はクリアで迫力もあってよい。オーディエンスは、元ザ・ロイド・アレキサンダー・ブルース・バンドのハワード・ワース、キース・ジェメル(ex.サミー,スタックリッジ,etc)、トレヴァー・ウィリアムズの3人に、トニー・コナーが加わる形で67年にロンドンで結成されたグループで、本作は70年にUKカリスマからリリースされたセカンド・アルバム。メンバーは、前作と同じワース、ジェメル、ウィリアムズ、コナーの4人編成で、概ね前作の延長線上にあるブルージー&スワンピーなブリティッシュ然としたサウンドを展開していて、前作よりもキレのよいリズム隊の炸裂感が前面に出て来ている印象。1曲目の「ナッシング・ユー・ドゥ」から素直にカッコよく、ルパート・ハイン的ボーカルと派手ではないが上手いガット・ギター、エコーで遊ぶ管楽器群も勿論面白いが、ともかくもリズム隊ノリのよさは絶品で、ビシバシとハマるドラムとボーカルの裏メロ的ラインのドライヴ感溢れるベースは圧巻。楽曲の完成度が高いサードに比べると、本作の楽曲群は若干煮え切らなさや冗長さも残るが、それがまたブリティッシュ的味わいとして成立していて、ともかくもこの演奏のカッコよさはそれを補って余りあると思う。ボーナスのダッジョン・ミックスは、リバーヴのかかり具合がいい塩梅で聴きやすくなっている感じ。TESオビ・解説付
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輸入盤
(Progressive/Psyche,Blues,Swamp / Jewel-case CD(2015 24bit Re-master) / Esoteric/UK)
Howard Werth(vo,ac-g,banjo)
Keith Gemmell(sax,fl,wind)
Trevor Williams(b,vo)
Tony Connor(ds,per,p)
Produced by Audience
収録曲目
01.Nothing You Do/ナッシング・ユー・ドゥ
02.Belladonna Monnshine/月夜のベラドンナ
03.It Brings A Tear/イット・ブリングス・ア・ティアー
04.The Raid/奇襲
05.Right On Their Side/ライト・オン・ゼア・サイド
06.Ebony Variations/エボニー・ヴァリエーションズ
07.Priestess/女司祭
08.Friend's, Friend's, Friend/友達の友達の友達
bonus track:
09.The Big Spell/ザ・ビッグ・スペル (1970 single B-side)
10.Nothing You Do/ナッシング・ユー・ドゥ (1971 Gus Dudgeon remix)
11.Belladonna Monnshine/月夜のベラドンナ (1971 Gus Dudgeon remix)
12.It Brings A Tear/イット・ブリングス・ア・ティアー (1971 Gus Dudgeon remix)
13.The Raid/奇襲 (1971 Gus Dudgeon remix)
14.Ebony Variations/エボニー・ヴァリエーションズ (1971 Gus Dudgeon remix)
15.Priestess/女司祭 (1971 Gus Dudgeon remix)