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UKのReRメガコープから、86,89年の初出ライヴ音源7曲をボーナスで加えての、19年新規リマスター＆デジパックでのリシュー。アフター・ディナーは神戸出身のグループというかユニットで、HACOこと溝口ハコが中心となって81年に結成されている。82年にEP「アフター・ディナーc/w夜明けのシンバル」、83年にLP「グラス・チューブ」をリリース、その2つをカップリングしたReR盤が84年にリリースされ、国内外のRIO系リスナーに好評を得た。本作は、88年に日本のゼロ・レコードから自主制作カセット・テープ作品としてリリースされたライヴ・アルバムで、フェルディナン・リシャール(ex.エトロン・フー・ルルーブラン,etc)の要請を受けて87年夏に行われた、ヨーロッパ・ツアーでのライヴ＆フィールド・レコーディング・マテリアルを、オープンリール・テープを切り貼り編集して制作した作品。メンバーは、ハコ、泉睦奥彦(ex.ダダ,ケネディ,etc)、小西健司(ex.ダダ,P-モデル,4-D,etc)、角田知子、福島匠(ex.ヴォラピュク,etc)、横川理彦(ex.99.99,P-モデル,4-D,etc)、黒田清一、山形秀行、井上一路、一色洋輔、宇都宮泰の11人。概ね、ROI系チェンバー・プログレ的サウンドを展開していて、日本の童謡を基調としたような独特の異国情緒感を放つ楽曲と、少しアンニュイでストレンジなハコのボーカル、フィルド・レコーディングやエレクトロニクスも交えたヘンリー・カウ方面のチェンバー・ロック調の演奏が、ともかくも非常に見事なマッチングを見せる。ボーナス群も含め、正しくサイケで濃密かつ美しい好ライヴ盤と思う。
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輸入盤
(Progressive/Psyche,Chamber,Strange / Dig-Pack CD(2019 Re-master) / ReR Megacorp/UK)
ハコ/Haco(vo,p)
泉睦奥彦/Mutsuhiko Izumi(g)
小西健司/Kenji Konishi(molten,kbd)
角田知子/Tomoko Tsunoda(vln)
福島匠/Takumi Fukushima(vln)
横川理彦/Tadahiko Yokogawa(vln,b,mdln)
黒田清一/Seiichi Kuroda(b)
山形秀行/Hideyuki Yamagata(ds)
井上一路/Ichiro Inoue(per)
一色洋輔/Yosuke Isshiki(per,p)
宇都宮泰/Yasushi Utsunomiya(direction, tape-operation,sub-mix)
Produced by After Dinner
収録曲目
01.After Dinner/アフター・ディナー
02.Kitchen Life/キッチン・ライフ
03.The Room of Hair Mobiles/髪モビールの部屋
04.A Walnut/胡桃
05.An Accelerating Etude/加速度のエチュード
06.Sepia-Ture/セピア・チュール
07.Cymbals at Dawn/夜明けのシンバル
08.A Man of Marble/大理石の男
09.Glass Tubes/グラス・チューブ
10.Soknya-Doll/ソニャドール
11.Silence/空白
bonus track(live):
12.A Boy in the Boiled Egge/ゆで卵のなかの少年 (1989 European Tour)
13.Silence/空白
14.After Dinner/アフター・ディナー (1986 Feb 2th Osaka)
15.A Walnut/胡桃 (1986 Feb 2th Osaka)
16.RE (1986 Feb 2th Osaka)
17.A Man of Marble/大理石の男 (1986 Feb 2th Osaka)
18.Glass Tub /グラス・チューブ (1986 Feb 2th Osaka)
