ドイツ/EUのBMGから、未発表曲1曲をボーナスで加えて(04年SPV盤と同じ)の、21年新規リマスター&デジパックでのリシュー。マヤ文明の聖典の名を冠するポポル・ヴーは、フローリアン・フリッケを中心に69年にミュンヘンで結成された。古代宗教&東洋思想的神秘主義を内包する、非常に特異なスピリチュアル音響系サウンドを展開した稀有なグループ。本作は、83年にノルウェーのユニトンからリリースされた16枚目のアルバムで、約10年振りにコニー・ヴァイトが復帰している。メンバーは、フローリアン・フリッケ、ダニエル・フィッヒェルシャー、レナーテ・クナウプ、コニー・ヴァイトの4人編成。「ディー・ナハト・ダー・シーレ」辺りに通じる古代儀式的呪術感と、澄んだ肯定感のようなものが融合した、独特の響きを放つサウンドを展開。フィフスの1曲目やイレヴンスの4曲目の焼き直しナンバーもタイトルを変えて収録されているが、全体にとても聴きやすい郷愁感があって、同時に内省的静寂感に溢れている印象。例えば、2曲目のフィフスの1曲目のリメイクやラストの「何故私は今だに眠ったままなのか?」での、深淵な森の奥からジワジワと押し寄せてくるような、ピアノとギターのアルペジオやストロークの響は、ともかくも格別の心地好さを放つ。全員で輪になって太鼓を叩きながら歌う、澄んだスピリチュアル感が雰囲気十分の曲も含め、全体に太古の彼方から時空を超えて届いてくるような感覚を堪能出来る、優れて瞑想的で確実に時間の流れと空気の色が変わる文句なしの好盤。ボーナス曲は、フィフス~セヴンスの頃の録音と思われる、フリッケのピアノとフィッヒェルシャーのギター&ドラムによるセッション。素晴らしい!。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Psyche,Meditation,Drone / Digi-Pack CD(2021 Re-master) / BMG/German,EU)
Florian Fricke(p,vo,per)
Daniel Fichelscher(g,vo,per)
Conny Veit(g)
Renate Knaup(vo)
Producerd by Florian Fricke & Popol Vuh
収録曲目
1.Hand In Hand
2.They Danced, They Laughed, As Of Old
3.Love, Life, Death
4.The Christ Is Near
5.Love-Love
6.Behold, The Drover Summonds
7.Agape-Agape
8.Why Do I Still Sleep
bonus track(unreleased):
9.Circledance