ドイツのガーデン・オブ・デライツから、ライヴ・オムニバス「Umsonst&Draussen 1978(9曲目)」と「Rock gegen Rechts 1979(10曲目)」の、計2曲のライヴ音源をボーナスで加えてのリシュー。ミサス・ビーストリーは、68年頃ミュンヘン近郊のヘルフォルトで結成されたグループで、69年にギター中心のヘヴィなサイケ・ブルース・アルバムをリリース後、一旦解散状態となる。74年にドラマー中心に再編してジャズ・ロック色の強いセカンドをリリース、さらにそのドラマーも辞めてオリジナル・メンバーが1人もいない編成で、メンバー変遷を繰り返しながら79年まで活動、リアル・アックス・バンド、ディッシデンテン、ドクター・アフターシェーヴ、エラスティック・ロック・バンド等の派生バンドを生んだ。本作は、78年にドイツのシュネーバルからリリースされたフォース・アルバムで、メンバーは、前作からのフリードマン・ヨッシュ(ex.エンブリオ,etc)、ブルカルト・シュミットの2人に、新たにロッコ・リヒター、ヤン・ツェリンカを加えた4人編成。概ね、前作の延長線上にあるエンブリオ的サイケ・ジャズ・ロック方面で、セッション・スタイルを基調に盛り上がるスモーキーなサウンド。ブルース色はそれ程強くなく、国籍不明の民族音楽色にクラシックとハネないファンク色を加味した楽曲と演奏は、やはり相当にエンブリオ的で、横ユレ感十分のノリのよさはわりと素直にカッコいい。前作同様に、70年代のエンブリオが好きな人は要チェックの好盤と思う。この後79年にバンドは解散、ヨッシュはディッシデンテン、リヒターはアエラ、ツェリンカはエラスティック・ロック・バンド、シュミットはソロ活動へ。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Jazz Rock,Psyche,Funk / Jewel-case CD(2015) / Garden Of Delights/German)
Burkard Schmidt(kbd,g)
Friedmann Josch(fl,sax)
Locko Richter(b,vln)
Jan Zelinka(ds,per)
Producerd by Missus Beastly
収録曲目
01.Space Guerilla
02.Guitar For Sale
03.Rahsaan Roland Kirk
04.Fuzzy, Don't Go To The Disco
05.Hoffmannstropfen
06.Cose Dola (Dole Cosa)
07.For Flu
08.King Garlic
bonus track:
09.Porta Erotica (1978 live from "Umsonst & Draussen/Porta Westfalica Kiesgrube")
10.Gorleben Ist Uberall (1979 live from "Rock gegen Rechts/Open-Air-Festival Frankfurt")