ドイツのガーデン・オブ・デライツから、ライヴ・オムニバス・シリーズ「Umsonst&Draussen」収録曲2曲(76,77年)をボーナスで加えてのリシュー。ミサス・ビーストリーは、68年頃ミュンヘン近郊のヘルフォルトで結成されたグループで、69年にギター中心のヘヴィなサイケ・ブルース・アルバムをリリース後、一旦解散状態となる。74年にドラマー中心に再編してジャズ・ロック色の強いセカンドをリリース、さらにそのドラマーも辞めてオリジナル・メンバーが1人もいない編成で、76年にドイツのエイプリル・レコードからサードとなる本作をリリースした。メンバーは、前作からのフリードマン・ヨッシュ、ユルゲン・ベンツ、ノルベルト・デムリングの3人に、新たにブルカルト・シュミット、ブッツェ・フィッシャーを加えた5人編成を基本に、多くの曲でクリスチャン・ブッシャール、ロマン・ブンカ、マリア・アーチャーのエンブリオ組等のゲスト参加がある。スモーキーな香りが充満したサイケ・ジャズ・ロックを展開していて、アバウトなふりをした緻密な楽曲とアレンジ、非常に上等でバカテクな演奏、横ユレ感満点のノリのよさなどなど、ほとんどエンブリオ的というか、70年代前半のエンブリオといわれても全く違和感のない、文句なしのカッコよさを放つサウンド。全体にグルーヴィでエッチだが、ファンクやフュージョンとは明らかに違う、パーティ系の心地好い16ビートを維持するリズム隊の上で、ギター、サックス、フルート、エレピ、ヴィブラフォン等々が入り乱れながら飛び交う様は、いかにも猥雑かつ正しくサイケで、70年代のエンブリオが好きな人は要チェックの好盤と思う。素晴らしい!。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Jazz Rock,Psyche / Jewel-case CD(2011) / Garden Of Delights/German)
Burkard Schmidt(kbd,vo,per)
Friedmann Josch(fl,sax)
Jurgen Benz(sax,fl)
Norbert Domling(b,per)
Butze Fischer(ds,per)
Christian Buchard(vib)
Roman Bunka(g)
Maria Archer(vo)
Wolli Fummler(sax)
Ommes(per)
Producerd by Dr.Aftershave And The Mixed-Pickles
収録曲目
01.Miles All Along The Watchtower
02.High Life
03.Morning Sun
04.Gurus For Sale
05.La Plague De Patscha Menga
06.Nothing Again
07.Patscha Menga Underground
08.For Evi
bonus track:
09.Slow One (Stoppt Strauth)
10.For Flu