ドイツのガーデン・オブ・デライツから、75年の未発表音源2曲をボーナスで加えてのリシュー。特にリマスター表記はないが、音質はクリアでよい。エンブリオは、アモン・デュールやハブーブ、ポポル・ヴー、ビトウィーン周辺人脈のミュージシャン達によって、クリスチャン・ビュッシャールを中心に69年にミュンヘンで結成されたグループ。一度も解散することなく、現在も活動を続けている。本作は、76年にドイツのエイプリルからリリースされたエイス・アルバムで、レコーディングは75年の秋。クレジット・メンバーは、クリスチャン・ビュッシャール、チャーリー・マリアーノ(ex.オズモーシス,スーパーシスター,etc)、ディーター・ミーカウチ(ex.ミッシング・リンク,リアル・アックス・バンド,etc)、エドガー・ホフマン、ロマン・ブンカ、ウーヴェ・ミュルリッヒ、マリア・アーチャー(ex.リアル・アックス・バンド,etc)の7人で、曲によって多少の変動がある模様。バンドとオトマール・シュレッケネダーの共同プロデュース。元々日本のプログレ巷ではあまり顧みられないバンドで、この時期の作品群は特に人気がないようだが、このブルージーなジャス・ロック色と国籍不明のエスニック色が入り混じったセッション感の強いサウンドは、確かにとりとめなさ感十分。時折キメやアレンジされた展開を交えた基本インプロと思われる演奏は、アシッドというよりはマリファナ系のゆるさ満点で、その辺りも日本のプログレ愛好家に好まれない要因の1つかも知れない。ところがしかし、演奏は上手くて上等で、インプロでの盛り上がりは素直にカッコよく、全体にヒップな横ユレのグルーヴ感十分でともかくもノリがよくて濃密。正しくサイケな妖しさと演奏性の高さが融合した、ゆるさととりとめなさが心地好い好盤と思う。ボーナス2曲もその線で素直にカッコいい。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Jazz Rock,Psyche,Ethnic / Jewe-case CD(2011) / Garden Of Delights/German)
Christian Buchard(ds,vib)
Charlie Mariano(sax,fl)
Dieter Miekautsch(kbd)
Edgar Hoffmann(sax,fl)
Roman Bunka(g,vo)
Uwe Mullrich(b)
Maria Archer(vo,per)
Producerd by Embryo & Othmar Schreckeneder
収録曲目
1.Layed Back
2.Nina Kupenda
3.Bad Heads
4.Road Song
5.After The Rain
6.Klondyke Netti
7.Tag X
bonus track(1975 unreleased):
8.Human Contact
9.Sidetrack