ドイツのオールヴァシュル・レコードからのリシュー。アエラはニュルンベルク出身のグループで、元イーレ・キンダーのムック・グローが中心となって74年に結成されている。本作は、75年ファースト「フンマン・エスト」と76年セカンド「ハント・ウント・フース」の、2枚のアルバム全曲を収録したカップリング2in1CDで、どちらもオリジナルはエールケーニッヒ・シャルプラッテン。メンバーは、ファーストがグロー、クラウスクロイツェダー、ディーター・バウアー(ex.トゥエンティ・シックスティ・シックス&ゼン,etc)、ヴォルフガング・テスケの4人を基本に、曲によってペーター・マリノフスキが参加、セカンドはグロー、クラウスクロイツェダー、マリノフスキ、クリストフ・クリーガー、オンケル・ラッツィ、ラッキー・シュミットの6人編成。ファーストは、ギターと管楽器を軸にインプロを基調としたエスニック・ジャズ・ロック調サウンドで、ヒッピー方面のスモーキーな香りやゆるい空気感と、コール&レスポンスの引き締まった緊張感の同居は、概ねエンブリオやミサス・ビーストリー辺りに近似するスタイル。セカンドは、ギター、管楽器にさらにヴァイオリンが加わったアンサンブルで、ファーストのインプロ感をある程度担保しつつも、カッチリしたキメのパートが若干増えている印象。どちらも、多少のズレはお構いなし的な熱のこもった渾身の演奏が、生々しいセッション感に収束していて、バンド感十分の面白い好盤と思う。この後、グロー、クラウスクロイツェダー、テスケは79年に脱退、80年にグロテスクを結成。
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輸入盤
(Progressive/Jazz Rock,Psyche / Jewel-case CD(2021) / Ohrwaschl Records/German)
Muck Groh(g,vo)all
Klaus Kreuzeder(sax,fl)all
Dieter Bauer(b)1
Peter Malinowsky(b,vo)all
Wolfgang Teske(ds)1
Christoph Krieger(vln)2
Onkel Latzi(sax,oboe)2
Lucky Schmidt(ds)2
Produced by Unknown(1), Aera, Jonas Porst, Manni Neuner(2)
収録曲目
"Humanum Est (1975/1st)":
01.Papa Doing
02.Demmerawang
03.Hodibbel
04.Sechs Achtel
05.Jonas Schlaft
06.Alois' Flotending
"Hand Und Fuss (1976/2nd)":
07.Mechelwind
08.Alabaster Keaton
09.Wrdlbrmfd (Furn Karl Valentin)
10.Elephen Elephants
11.Herbstzeitlos
12.Ad Absurdum
13.Kamele On