韓国のビッグ・ピンク・ミュージックから、15年新規リマスター&限定ペーパースリーヴでのリシュー。紙ジャケ仕様でオビ付。ハドソン・フォードは、元ヴェルヴェット・オペラ、ストローヴスのリチャード・ハドソンとジョン・フォードが、73年にストローヴスを揃って脱退後新たに結成したデュオ・ユニットで、ドラムからギター&ボーカルにコンバートしたハドソンと、テンションの高いメロディアスなベースのフォードを軸に、ハード・ポップ色とフォーク・ロック&プログレ色が混在するサウンドを展開した。本作は、74年にUKのA&Mからリリースされたセカンド・アルバムで、メンバーは、ハドソンとフォードに、前作にも参加していたミッキー・キ-ン、クリス・パーレン、ケン・ロウズの5人によるバンド編成、ハドソン、フォード、トム・アロムの共同プロデュース。前作同様に軽快なハード・ポップ・ナンバーで幕を開け、ジェントリーなフォーク・ロック・ナンバーから、2人がいた頃のストローヴス的なポップ・ハードプログレ・ナンバーまで、概ね前作の延長線上にある印象。全体にキャッチーかつ濃密で、凝ったアレンジと楽曲のメロディアスさも上々で出来がよく、タイトでノリのよい演奏も素直にカッコいい。洗練感とイモっぽさが同居するブリティッシュ然としたゴッタ煮感も含め、ニッチ・ポップ系の文句なしの好盤と思う。センス・演奏A級、知名度B級の典型的なタイプとも云える感じで、パワー・ポップ系愛好家も十分に楽しめるかも知れない。
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輸入盤/限定プレス
(Progressive/Pops,Symphonic,Folk,Hard / Paper-Sleeve CD(2015 Re-master) / Big Pink Music/Korea)
Richard Hudson(vo,ac-g)
John Ford(vo,b)
Micky Keen(el-g)
Chris Parren(kbd)
Ken Laws(ds,per)
Produced by John Ford, Tom Allom, Richard Hudson
収録曲目
1.Take A Little Word
2.Free Spirit
3.Mother Mild
4.I Don't Want To Be A Star
5.Silent Star
6.Such A Day
7.How Many Times
8.Floating In The Wind