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UK/EUのクッキング・ヴァイナルから、別ミックス＆デモ・ヴァージョン等計4曲をボーナスで加えての、24年新規リマスター＆見開きデジスリーヴでのリシュー。国内のビッグ・ナッシング／ウルトラ・ヴァイブが、輸入盤にオビを付けた国内流通盤(オビ裏解説で、ライナーは入っていない)。アラン・パーソンズは、ビートルズの「アビー・ロード」を筆頭に、ピンク・フロイドの「アランのサイケデリックな朝食」や「狂気」のエンジニアとして知られる、70年代のブリティッシュ・ロック界を代表する著名プロデューサー＆エンジニアの1人。アラン・パーソンズ・プロジェクトは、彼がエリック・ウールフソンと共に75年に結成したユニットで、プログレとポップスのあわいを巧みにぬいながら、82年以降は「アイ・イン・ザ・スカイ」の大ヒットで世界的ビッグ・ネームともなった。本作は、78年にUKアリスタからリリースされたサード・アルバムで、邦題は「ピラミッド」、スリーヴ・デザインはヒプノシス。メンバーは、作詞・作曲・エンジニアを兼ねるパーソンズとウールフソンを核に、パイロットのイアン・ベアンソンとデヴィッド・ペイトン、コックニー・レベルのスチュワート・エリオットとダンカン・マッケイ(ex.10cc)等が主に演奏を担当、コリン・ブランストーン(ex.ゾンビーズ,etc)、レニー・ザカテク(ex.ゴンザレス,etc)等々が適時ボーカルでゲスト参加、プロデュースはパーソンズ。ギザのピラミッド群をモチーフとしたコンセプト・アルバムで、プログレ的シンフォニック感、サイケの残滓が溶け込んだサウンドスケープ、メインストリーム的ポップネスなどなどが、非常に洗練された都会的センスに収束。いわゆるニッチ・ポップ系としても、わりと文句なしの好盤と思う。
ビッグ・ナッシング盤
(Progressive/Symphonic,Pops,Psyche / Digi-Sleeve CD(2024 Re-master) / Cooking Vinyl,Big Nothing/UK,EU,Japan)
Alan Parsons(ac-g)
Eric Woolfson(kbd)
Ian Bairnson(el-g,ac-g)
Duncan MacKay(kbd)
David Paton(vo,b,ac-g)
Stuart Elliott(ds,per)
Colin Blunstone(vo)
Dean Ford(vo)
John Miles(vo)
Jack Harris(vo)
Lenny Zakatek(vo)
Orchestra & Choir Arranged by Andrew Powell
Produced by Alan Parsons
収録曲目
01.Voyager
02.What Goes Up...
03.The Eagle Will Rise Again
04.One More River
05.Can't Take It With You
06.In The Lap Of The Gods
07.Pyramania
08.Hyper-Gamma-Spaces
09.Shadow Of A Lonely Man
bonus track:
10.Voyager (Early Mix)
11.What Goes Up... (Early Rough Mix)
12.The Eagle Will Rise Again (Rough Mix Featuring Backing Vocals)
13.Shadow of a Lonely Man (Eric Woolfson Demo Vocal)
