インドネシアのファスティ・レコードからのリシュー。日本のアルカンジェロが輸入盤にオビ・解説を付けた国内流通盤。イマニシモはインドネシアのジャカルタ出身のグループで、ジャカルタ芸術カレッジの学生等によって01年に結成されている。02年にファースト「イマニシモ」をリリース、メンバー変遷を経て現在も活動を続けているようだ。本作は、17年にファスティ・レコードからリリースされたフォース・アルバムで、 ライナーはテツ・ロッキンド、邦題は「エニグマ」、13年の前作サード「ハッピネス・アンド・サッドネス」から4年振りの作品。メンバーは、前作と同じイマン・イスマール、マルチェルス・プトラ、ヨハネス・ヨルダン、ラデン・アグンの4人編成を基本に、曲によってギター、ヴァイオリン、ソプラノ・ボーカル、クワイアー等々が適時ゲスト参加。概ね、前作の延長線上にあるシンフォニック・メタル・プログレを基調としつつも、曲によっては逆にメタル色が少し後退していて、インスト・パートに重点を置いたヘヴィ・シンフォニック調サウンドを展開。ボーカルは入ってもゲストの場合がほとんどで、代わりに畳み掛けるアレンジのバカテクなアンサンブルが軸になっていて、もしかしてそれはメンバー自身のボーカルが頼りなかった前作の反省があるのかも知れない。ともかくも、ガムランや管楽器を適時交えた濃密な演奏と、さらに洗練された感のある変拍子内包のアレンジ&楽曲の重厚さは、わりと素直に圧巻でカッコいい。この、グイグイ押してくる感じのヘヴィ・シンフォニック感は、前作同様に日本のプログレ系リスナーの琴線に触れるのではと思う。
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アルカンジェロ盤/限定盤
(Progressive/Heavy Symphonic,Metal / Jewel-case CD(2024) / Fasty Records,Arcangelo/Indonessia,Japan)
Iman Ismar(b,kbd,ocarina,gamelan,vo)
Johanes Jordan(el-g,ac-g,g-syn,fl,sax,gamelan,vo)
Raden Agung(kbd,syn,sampler,el-g,cello,suling,gamelan,vo,narrator)
Marcellus Putra(ds,gamelan)
Kelana Proehoeman(el-g,ac-g,vo)
Fauzan(vln)
Louise Mercy(ac-g,choir)
Alberto Dwijayadi(vo)
Siti Chairani Proehoeman(soprano)
Hendro Ismoyo Jati(choir)
Alamanda D.(choir)
Caliandra V.(choir)
Eleanora(choir)
Fabiola(choir)
Nareswari S.(choir)
Sekar(choir)
Sharen Perla A.(choir)
Choir Translated by – Hendro Ismoyo Jati
Produced by Unknown
収録曲目
1.Minimanimo Ini Imanissimo/ミニマニモ・イマニシモ
2.Tembang Ambarawa/トゥンバン・アンヴァラワ
3.Death Of Love/デス・オブ・ラヴ
4.Simponi Indonesia: Rock Opera Adegan II - Tarian Patriotik/インドネシア交響曲:ロック・オペラ第2幕 - タリアン・パトリオティク
5.Kampretos In D Minor/カンプレトス・ニ短調
6.Lakon: Bukan Urusan Saya/ラコン:ブカン・ウルサン・サヤ
7.Impromptu Visits/インプロンプチュ・ビジッツ
8.Merah Putih Pemuda/メラー・プティ・プムダ
9.Menuju Jalan-Mu/ムヌジュ・ジャラン・ム