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国内のマーキー／ベル・アンティークから、限定ペーパースリーヴでのリシュー。紙ジャケ仕様、SHM-CD＆22年新規リマスター盤。エストルクトゥラはおそらくマラカイ出身のグループで、ダビド・ママン、アントニオ・ラッシ、アグニー・モゴヨン等が中心となって77年に結成されている。本作は、78年にベネズエラのグラバシオネス・ムンディアレスからリリースされたセカンド・アルバムで、邦題は「構造」、ライナーは宮坂聖一。メンバーは、前作からワルトン・デ・ホンヘが抜けたママン、ラッシ、モゴヨン、マリセラ・ペレス、マリア・エウヘニア・シリベルト、ドメニコ・プリオレッティの6人編成。概ね、前作と同傾向のヘヴィ・シンフォニック・プログレ路線で、せっかちさや大仰さをある程度担保しつつも、わりとメロディアスでスッキリとした印象のサウンドを展開。前作はリック・ウェイクマンの「地底探検」的な部分もあったが、そのくびきからは抜け出た感じというか、涼やかなピアノと女性ボーカルの映える曲が多く、アレンジも熟れて来て演奏も安定の領域。とはいえ、JC系でフランジャーがキツめのハード調ギターやドカドカ系ドラムと、華麗なキーボード群のプログレ然としたリリカルさとのある意味でのミスマッチングが、結果として妙な味わいを生んでいて面白い。日本のプログレ巷では、ウェイクマンの影響で語りやすいファーストの方が知られがちのようだが、アンサンブルの仕上がり具合は本作の方が上かも知れず、南米プログレの暑苦しさと聴きやすさが同居する好盤と思う。
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マーキー盤／国内プレス盤(Japanese-pressing CD)
(Progressive/Heavy Symphonic / Paper-Sleeve SHM-CD(2022 Re-master) / Belle Antique/Japan)
Marisela Perez(vo)
Maria Eugenia Ciliberto(g,vo)
Antonio Rassi(g,vo)
David Maman(p,kbd,syn,vo)
Agny Mogollon(b,vo)
Domenico Prioretti(ds)
Produced by Estructura
収録曲目
1.Quisiera/クイシエラ
2.Arco Iris/虹
3.Sharon/シャロン
4.Blanco Y Negro/白と黒
5.Aun No Puedo Ver/まだ見えぬもの
6.Mar Vestido De Mujer/海の女のドレス
7.Paginas De Tiempo/時の冊子
8.Krakatoa/クラカタウ島
