メキシコのサフラン・メディアから、変形3面デジスリーヴでのリリース。エブレン・マカリ(・グラニエル)はメキシコシティ出身のギタリスト兼コンポーザー兼エレクトロニクス奏者で、81年にソロ名義ファースト・アルバムをリリース以降、エブレン・マカリ・トリオ、マカリ・ソテロ・エレクトロアコースティコ・トゥゲザー、エブレン・マカリ・アンサンブル(EME)等のユニットの他、ファン・バルデス、J.L.アルメイダや妹のジャネット・マカリ等々、幅広い共演でも活動する、メキシカン・エレクトロアコースティック、ポスト・クラシカル方面のビッグ・ネーム。本作は、11年にリリースされたEME名義(只今のところ)唯一のアルバムで、メンバーは、6&8弦アコースティック・ギター、ハラナ・ハローチャ(メキシコの小型ギター)のエブレン、ドゥドゥク(アルメニアのダブルリード木管)、ナーイ(アラビック葦笛)、ティン・ホイッスル、クラリネット、フルートのユスフ・イサ・クエバス、ハープシコードのオルガ・マルティネス、ダラブッカ、カホン、パンデイロ、ジャンベ等々のエブレン・マカリ・マルティネスの4人編成、エブレン、ファン・ホセ・サラス等の共同プロデュース。中近東のアラビック音楽と地中海ヨーロッパ音楽の要素を基調に、新旧大陸を跨った汎西洋的な古楽感とオリエンタルなメロディが交叉する、ボーダーレスなアコースティック・エスノ・プログレ調サウンドを展開。前述の楽器群を達者に熟す、一糸乱れぬアンサンブルは素直に圧巻で、緩急の鮮やかなアレンジ、エキゾチックで淡い郷愁感に収束する楽曲の情感も申し分ない。古楽調の美しい響きが心地好く、上等な演奏がカッコいい好盤と思う。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Medieval Trad,Mediterranean,Arabic / Digi-Sleeve CD(2011) / Azafran Media/Mexico)
Eblen Macari(6&8-g,jarana jarocha)
Yusuf Isa Cuevas(duduk,ney,clnt,wsle,fl,vo)
Olga Martinez(hpcd)
Eblen Macari Martinez(darbuka,cajon,pandeiro,djembe,bdrn,platillos)
Produced by Eblen Macari, Carlos Martinez-Leal, Juan Jose Salas
収録曲目
01.De Beirut A Cosamaloapan
02.Folia Istmena
03.Hoja De Maple
04.Petenera Lacrimosa (A Zeferino Nandayapa)
05.Costa Fenicia
06.La Romanesca (Antonio Valente, Napoles 1575)
07.Son Para Karime
08.El Pochitoque (tradicional, Zapateo Tabasqueno)
09.Desde El Jardin
10.Rumba
11.Costa Fenicia