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フィンランドのスヴァルト・レコードから、2CDでのリリース。音質はクリアで迫力もあってよい。タサヴァラン・プレジデンティはヘルシンキ出身のグループ(フィンランドとイギリスの混成)で、元ヘルプのユッカ・トロネン(ex.エドヴァルド・ヴェサラ,ユッカ・トロネン・バンド,etc)とヴェサ・アールトネン(ex.メイド・イン・スウェーデン,ザ・グループ,etc)が中心となって69年に結成されている。トロネンの知名度も手伝って、日本でもわりと知られたフィニッシュ・プログレ系のビッグネームの1つ。本作は、70,71年のライヴ音源をコンパイルした発掘ライヴ盤2枚組で、全て初出音源。メンバーは、トロネン、アールトネン、マンズ・グラウンドストローム(ex.ブルース・セクション,エドヴァルド・ヴェサラ,ウィグワム,etc)、フランク・ロブソン(ex.ブルース・セクション,モザイク,etc)、ペッカ・ポユリュ(ex.ペッカ・ポユリュ・クァルテット,ウィグワム,etc)の5人編成。ディスク1/1～3曲目が70年8月22日のルイスロック野外フェス、ディスク1/4～6とディスク2/1,2曲目が70年9月5日のシェップスホルメン野外フェス、ディスク2/3～7曲目が71年5月8日のラッペーンランタ・ポップポップ・フェスで、ルイスロックとラッペーンランタはラジオ放送用音源。ファーストとセカンドからの曲に、アルバム未収録曲やブロードウィン・ピッグのカヴァーを交えたセレクトで、ハードでノリのよい演奏は素直にカッコいい。バンド感十分で文句なしの好ライヴ盤と思う。
輸入盤
(Progressive/Jazz Rock,Blues,Psyche,Hard / Jewel-case 2CD(2021) / Svart Records/Finland)
Frank Robson(vo,per)
Jukka Tolonen(el-g)
Pekka Poyry(sax,fl,per)
Mans Groundstroem(b)
Vesa Aaltonen(ds,per)
Produced by Jukka Tolonen, Frank Robson, Mans Groundstroem, Vesa Aaltonen, Svart Records
収録曲目
(CD1):
"Ruisrock Festival Turku, August 22 1970":
1.Going Back
2.Ain't Ya Coming Home, Babe
3.Tis Me Tis You
"Skeppsholmen Festival Stockholm September 5 1970":
4.Deep Thinker
5.Tell Me More
6.Introduction / Driving Through
(CD2):
1.Tis Me Tis You
2.Ain't You Coming Home, Babe
"Poppop Festival Lappeenranta May 8 1971":
3.Whirlwind Nightmare
4.Deep Thinker
5.The Old Woman
6.Impressions Of India
7.Gigolo
