フィンランドのスヴァルト・レコードから、19年新規リマスターでのリシュー。音質はクリアで迫力もあってよい。タサヴァラン・プレジデンティはヘルシンキ出身のグループ(フィンランドとイギリスの混成)で、元ヘルプのユッカ・トロネン(ex.エドヴァルド・ヴェサラ,ユッカ・トロネン・バンド,etc)とヴェサ・アールトネン(ex.メイド・イン・スウェーデン,ザ・グループ,etc)が中心となって69年に結成されている。トロネンの知名度も手伝って、日本でもわりと知られたフィニッシュ・プログレ系のビッグネームの1つ。本作は、71年にフィンランドとスウェーデンのコロムビアからリリースされたセカンド・アルバムで、メンバーは、前作からのトロネン、アールトネン、マンズ・グラウンドストローム(ex.ブルース・セクション,エドヴァルド・ヴェサラ,ウィグワム,etc)、フランク・ロブソン(ex.ブルース・セクション,モザイク,etc)の4人に、新たにペッカ・ポユリュ(ex.ペッカ・ポユリュ・クァルテット,ウィグワム,etc)を加えた5人編成、プロデュースはボブ・アザム。概ね、ブルースを基調としたジャズ・ロック方面で、サイケの残滓、ビートルズ的ポップネス、プログレ&ハード・ロック的要素が交叉する、非常に面白いサウンドを展開。ハード調のギターとジャズ調のサックス&フルートのハマりがよく、クッキリとダンディなボーカル、ノリのよいリズム隊が一体となった演奏は、バンド感十分で素直にカッコいい。わりと文句なしの北欧プログレ系の好盤と思う。
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輸入盤
(Progressive/Jazz Rock,Blues,Psyche,Hard / Jewel-case CD(2019 Re-master) / Svart Records/Finland)
Frank Robson(vo,org)
Jukka Tolonen(el-g,ac-g)
Pekka Poyry(sax,fl)
Mans Groundstroem(b,org)
Vesa Aaltonen(ds,per)
Produced by Bob Azzam
収録曲目
1.Introduction
2.Deep Thinker
3.I Love You Teddy Bear
4.Struggling For Freedom
5.Tease Me, Tease You
6.Weather Brightly
7.Sinking
8.I'm Going Home Once Again
9.Tell Me More