ノルウェーのアポロン・レコードからのリリース。ピムリコはオスロ出身のグループで、アリルド・ブロターが中心となって10年頃に結成されている。本作は、22年にリリースされたセヴンス・アルバムで、メンバーは、おそらくアリルド・ブロター、エイヴィン・ブロター、アンドレアス・ショー・エンゲン、ステファン・ヒヴィンデン、ロビン・ハヴェム・レーヴェイ、アーレ・ナーランド、オダ・ラディンの7人編成を核に、曲によってエンジニア兼任のロイネ・ストルト(ex.フラワーキングス,カイパ,トランスアトランティック,etc)等々が適時ゲスト参加、アリルドとエイヴィン(2人は兄弟か?)の共同プロデュース。概ね、前作の延長線上にある、シンフォニック・フュージョン・プログレ調インストを展開していて、適度にキャッチー&メロディアスな楽曲、プログレ然としたドラマティックなアレンジ、流暢で軽快な演奏がいい塩梅のマッチングを見せる。ブルージーなギターとスペイシーなキーボード、ジャジーなサックスを軸としたアンサンブルは、あからさまなバカテクではないが堅実かつバンド感十分で、どこか北欧的イメージに重なる透明感に収束。この、全体を覆う涼やかさは、70年代のクロスオーヴァー系に繋がる洗練感というか、フュージョン、ジャズ・ロック、プログレの当世的ハイブリット・サウンドとして非常に真っ当な印象。わりと爽やか系のライト感の中に、濃密なプログレ感が担保されていて、ノリのよい演奏も素直にカッコよく、この線としては聴き応え十分で出来のよい好盤と思う。これは悪くない。
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輸入盤
(Progressive/Crossover,Symphonic,Fusion,Jazz Rock / Jewel-case CD(2022) / Apollon Records/Norway)
Oyvind Broter(kbd)
Andreas Sjo Engen(g)
Stephan Hvinden(g)
Robin Havem Lovoy(sax)
Are Nerland(b,kbd,g)
Arild Broter(ds,kbd)
Oda Rydning(per)
Roine Stolt(g)
Mattias Krohn Nielsen(g)
Ole Michael Bjorndal(ls-g)
Mattias Krohn Nielsen(ac-g)
Erlend Lindvag Solemdal(el-p)
Petter Lien(tp)
Filip Brekke Steigedal(tb)
Produced by Oyvind Broter, Arild Broter
収録曲目
1.Breaking Protocol
2.Confusion
3.Clockwork
4.Are We There Yet?
5.Time Out
6.Little Nellie
7.Doppelmayr
8.Wtg