USAのレーザーズ・エッジから、デジパックでのリリース。マカジョダマは、イエスタ・ベルリング・サーガを脱退したマティアス・ダニエルソン(ex.マイ・ブラザー・ザ・ウインド,etc)が、ザ・カーペット・ナイツのマティアス・アンカーブラント等と共に08年に新たに結成したグループ。本作は、09年にリリースされた(只今のところ)唯一のアルバムで、メンバーは、ダニエルソン、アンカーブラント、ユーアン・クリント、カーリン・ラーシュドッテルの4人編成を基本に、トビアス・ヴァールステット(ex.イエスタ・ベルリング・サーガ,etc)、ラーシュ・ティルバリ・ガルスゴード、グスタフ・ニーグレーン、スティアン・グリムスタ等々が曲によって適時ゲスト参加。ちょっと独特の煮え切らなさを放つアート・ロック方面というか、ギター、ヴァイオリン、チェロ、ベース、ドラムを基本とするアンサンブルで、チェンバー・ロックとポスト・ロックの狭間を行くようなインスト主体のサウンドを展開。概ねわりとカッチリと作り込んでいる印象だが、ある程度セッション感を担保した妙な盛り上がりを見せる曲が多く、ブルース系ともクラシック系とも違うテイストの浮遊感コードも、ある種のアンバーな室内楽的情感を生んでいて、殊の外流していて心地好い。60,70年代調のアーシーなサイケ感を標榜しつつも、当世風のソリッドなセンスが随所に織り込まれていて垂れ流し感は薄く、プログレ調の凝ったアレンジも非常に面白い。全体のトーンは仄暗いモノクロ調に収束する感じだが、ゲスト参加の管楽器群やシタール、ビリンバウ、パンデイロなども含め、ダークさと涼やかさが同居するあまり他で見かけない新鮮な味わいで、正しくサイケな好盤と思う。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Psyche,Chamber Rock,Post Rock / Digi-Pack CD(2009) / Laser's Edge/USA)
Mathias Danielsson(g,ps-g,b,org,syn,per)
Johan Klint(vln,org)
Karin Larsdotter(cello,per)
Mattias Ankarbranth(ds,per)
Michel Reisler(agogo)
Christine Jost(bason)
Lars Tillberg Galsgaard(berimbao,pandeiro)
Tobias Wahlstedt(fl)
Gustav Nygren(sax)
Stian Grimstad(tuba,b-horn,sitar)
Galerida Cristata(vo)
Produced by Unknown
収録曲目
1.Reodor Felgen Blues
2.Buddha And The Camel
3.Wolof
4.The Train Of Thought
5.The Ayurvedic Soap
6.Vallingby Revisited
7.The Girls At The Marches
8.Autumn Suite