ノルウェーのカリスマ・レコードからのリリース。ヨルドショーは、ホーコン・オフチュン(ex.ノルスク・ロック,オーラフライ,etc)とクリスティアン・フレーラン(ex.セイホワット,etc)が、14年にオスロで結成したデュオ・ユニットで、15年のファースト以降23年までに6枚のアルバムと、ブレイザブリフとの共演アルバムをリリースして活動中。本作は、19年にリリースされたフォース・アルバムで、メンバーは、ギター、キーボード、フルート、ボーカルをマルチに熟すオフチュンと、ドラム&パーカスのフレーランの2人を核に、曲によってホーコン・クヌートセン、ストーレ・ラングヘレ、ゲイル・オプダール、クリスティアン・メオス・スヴェンセン、ヴィルデ・モルテンセン・ストレスンド等々が適時参加。丸いオルガンやメロトロン、甘いギターの音色、北欧トラッド色内包のプログレ的郷愁感とどこか懐かしさのあるイモっぽさなどなど、概ねボ・ハンソンやケブネカイゼ辺りの初期作品群に通じるシンフォニック・プログレ調サウンドを展開。ところがしかし、インターナショナル・ハーヴェスターやハーヴェスター方面のサイケ感や、フォーカスのメロウな曲に通じるクラシック色、キャメル的なプログレ然としたドラマティックさも上手に織り交ぜられていて、メロトロンのハマりのよさも含めわりと存外に面白い。全体に、過剰になり過ぎない畳み掛けるタイプのアレンジと、しつこくない哀愁の楽曲、線の細い儚さが担保されたアンサンブルのマッチングがいい塩梅で、しっとりした耳触りのよいサウンドメイキングとメロディアスさも悪くない。ともかくも流していて心地好い好盤と思う。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Symphonic,Nordic Trad,Psyche / Jewel-case CD(2019) / Karisma Records/Norway)
Hakon Oftung(vo,g,org,mltrn,cvnt,syn,fl)
Kristian Froland(ds,triangle,per)
Hakon Knutzen(per)
Stale Langhelle(syn)
Geir Opdal(syn)
Christian Meaas Svendsen(d-b)
Vilde Mortensen Storesund(vo)
Produced by Unknown
収録曲目
1.Ouverture
2.Stifinner
3.Solens Sirkulaere Sang
4.Septemberbal
5.Mine Templer II
6.Til Varen
7.Ulvenatt