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スウェーデンのアン・アラタクシア・プロダクションからのリリース。イシルドゥルス・バーネ(IB)はスウェーデンのハルムスタッド出身のグループで、マッツ・ニルソンが中心となって76年に結成された。シンフォニック・ジャズ・ロック調の初期から、クラシカル・チェンバー・ロック調を経て、エレクトロニクス・チェンバー調へとサウンド変遷を見せながら現在に至る。ジニアン・ワイルドはロンドン出身のシンガー＆シンガー・ソング・ライター(SSW)で、プログレ系リスナーには何よりデヴィッド・クロス・バンドでの活動で知られていると思う。本作は、24年にリリースされたIBとワイルドの連名名義アルバムで、只今のところファースト。メンバーは、ワイルド、マッツ・ヨハンソン、サムエル・ヘルクヴィスト、ノア・セーデルバリ・ステンマン、リーズベス・ランブレヒト、ルカ・カラブレーゼ、アクセル・クローネ、クラス・アッサルソン、シェル・セヴェリンソンの9人を軸に、曲によってクセルクセス・アンドレン、ヨン・アンデルバリ等が適時参加、プロデュースはヨハンソン。19年のピーター・ハミルとの共作「イン・アマゾニア」から始まった、『電子室内交響楽アンサンブル』スタイルを踏襲しつつ、ハミル、スティーヴ・ホガースに続いて招かれたボーカリストはワイルドで、前述の2人とはまた違った『歌い上げるタイプ』というか、アンバーな質感の声とクッキリした歌い回しが独特のダンディズムを生んでいて、IBのポスト・ロック調シンフォニック＆エレクトロニクス・アンサンブルと非常によいマッチングを見せる。全体を通して透徹感満点の濃密さは素直に圧巻で、聴き応え十分の好盤と思う。素敵！。EUプレス盤
輸入盤
(Progressive/Psyche,Electronics,Symphonic / Jewel-case CD(2024) / An Ataraxia Pro./Sweden,EU)
Jinian Wilde(vo)
Mats Johansson(syn,cvnt,p,mltrn,per,computer,treatments,vo)
Samuel Hallkvist(el-g)
Noah Soderberg Stenman(el-g)
Liesbeth Lambrecht(vla)
Luca Calabrese(tp)
Axel Crone(b,cvnt,clnt,fl)
Kjell Severinsson(ds)
Klas Assarsson(mrba,vib,tam-tam,bass-ds,bells,chereke,tibetan-tinza,glocken,per)
Xerxes Andren(per)
John Anderberg(choir)
Produced by Mats Johansson
収録曲目
1.Rise Part 1 & 2:
Part 1 - Dream Of Light (The Tempering)
Part 2 - Trigger Finger (The Spiraling)
2.Sign Of The Times (The Calling)
3.Born Afraid (The Binding)
4.Sailing Home (The Following)
5.Avalon (The Knowing)
6.Lifetimes (The Remembering)
