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スウェーデンのMNWから、09年新規リマスター＆ペーパースリーヴでのリシュー。見開き紙ジャケ仕様の初回限定プレス。グレゴリー・アラン・フィッツパトリックは、カリフォルニア生まれのアイルランド系アメリカ人コンポーザーで、放浪生活の後60年代中頃に北欧に定住、60年代末にアトランティック・オーシャンで活動した。本作は、76年にスウェーデンのMNWからリリースされたフィッツパトリック＆サムラ・ママス・マンナ名義唯一のアルバムで、タイトルは「洟垂れ小僧のシンフォニー」という意味らしい。メンバーは、ラーシュ・ホルメル、コステ・アペトレア、ラーシュ・クランツ、ハッセ・ブルニウセンのサムラの4人と、カッレ・エリクソン、アルタン・ヴァランデルの管楽器奏者2人の6人編成、フィッツパトリックは作曲で演奏に参加していない。全体に、サムラから北欧ポルカとザッパ色を薄くしたような感じの、濃密で出来のよいヘヴィ・シンフォニック・インストを展開していて、国籍不明のフェイク・エスニックなメロディを基調とした楽曲、変拍子多用の複雑で畳み掛けるアレンジ、上手くて終始テンションの高い演奏を堪能出来る。次から次へと繰り出される、ユーモラスだが豪快なリフやフレーズ、メロディは非常に多彩で、聴いていて素直に愉快かつ痛快。一部の巷では『マイク・オールドフィールド的』と評されたりもするようで、めくるめくシンフォニック・プログレ組曲タイプという点では近似的な部分もあるが、オールドフィールドのようなフラクタル構造ではなく、音楽性自体もあまり近くはない印象。ともかくもカッコいい好盤と思う。
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輸入盤／デッドストック入荷
(Progressive/Heavy Symphonic / Paper-Sleeve CD(2009 Re-master) / MNW/Sweden)
Gregory Allan Fitzpatrick(compose)
Lasse Hollmer(kbd)
Coste Apetrea(g,blka)
Lasse Krantz(b)
Hasse Bruniusson(ds,per)
Kalle Eriksson(tp)
Artan Wallander(sax)
Producerd by Gregory Allan Fitzpatrick
収録曲目
1.Forsta Satsen
2.Andra Satsen
3.Tredje Satsen
4.Fjarde Satsen
