スペインのアマールクセから、未発表曲1曲をボーナスで加えての、見開きデジスリーヴでのリシュー。アクションフレダーグはオスロ出身のグループで、アクセル・ヴァルハイム・レム、エスペン・フラドモエ・ヴォルメル等が中心となって10年に結成されている。ウォブラーやタスメルケのサポート・アクトなどを経て、23年にファーストとなる本作を200枚限定の自主制作アナログLPとデジタル配信でリリースした。本盤は、そのファーストのCD化盤で、メンバーは、ヴァルハイム・レム、フラドモエ・ヴォルメル、マルティン・ヘッラ・トルンクイスト、イヴァル・スタンゲビ・ハウガレッケン、オラ・ミーレ・ブルーランド(ex.ミソーピーイク・マインド,etc)の5人編成を基本に、曲によってオーセ・レー(ex.メール,etc)、ユリア・ヴィエンドウォシャ、マリ・ミーレ・ブルーランド、スタイナル・ボーヴェ(ex.パンザーバッパ,etc)、ホーコン・オフトゥング(ex.ヨルドショー,etc)、カトリナ・レノーレ・シェーバリ等々が適時ゲスト参加。例えば、ケブネカイゼ辺りがカンタベリー調の楽曲を展開しているような、ジャズ・ロック的プログレ感やザッパ的変態感も交叉する、ともかくも非常に面白いサウンド。わりと饒舌な2本のギターと、カンタベリー的エレカントさを担保するキーボード、太いドライヴ感のベースとノリのよいドラムを軸に、管楽器やグロッケンシュピール、ヴァイオリン、ノーゼッツ調の女性コーラスなどのゲストが適時絡む、マス・ロック感内包のアンサンブルはともかくも濃密。全体に、ベタにならないプログレ感のハマりが上等で、ハイテンションな演奏が素直にカッコいい好盤と思う。
輸入盤
(Progressive/Canterbury,Jazz Rock,Psyche / Digi-Sleeve CD(2024) / aMARXE/Spain)
Aksel Valheim Lem(g)
Martin Hella Thornquist(g,vo)
Ivar Stangeby Haugalokken(kbd)
Ola Mile Bruland(b)
Espen Fladmoe Wolmer(ds)
Asa Ree(vln)
Julia Wiedlocha(harp)
Steinar Borve(sax)
Hakon Oftung(fl)
Mari Mile Bruland(clnt)
Kristian Froland(glockenspiel)
Liv Santos Holm(melodica)
Katrina Lenore Sjoberg(vo)
Aleksandra Morozova(vo)
Produced by Unknown
収録曲目
1.Ponk Pa Svenska
2.En Behagelig Durakkord Som Sier Noe Om Hvordan Det Er A Se Uten A Bli Sett
3.Gadgetry Cum Dystopia
4.Peaches En Ulven
5.Jesus I Min Bod
6.Ensomhet Er Bare En Folelse
bonus track(unreleased):
7.Tobias