UKのエソテリックから、12年新規24ビット・リマスターでのリシュー。音質はクリアで迫力もあってよい。エイクはデンマークのコペンハーゲン出身のグループで、オルガン・トリオのハーロウズというビート・バンドに、ギタリストが加わる形で68年に結成されている。本作は、70年にデンマークのフィリップスからリリースされたファースト・アルバムで、メンバーは、フィン・オラフソン、ペーテル・メリン、トルステン・オラフソン、グレン・フィッシャーの4人編成、プロデュースはジョニー・ライマー。グループ名のACHEとは、結成時にセッションでよく使っていたコード進行、A-C-H-E(HはデンマークではB)が由来らしいが、クラシカルなオルガンとブルージーなファズ・ギターをフロントに配置した、サイケとプログレの狭間を行くインスト中心のサウンドは、例えば初期プロコル・ハルムやピンク・フロイド、レア・バード、フォーカス辺りの要素がミックスされている印象。クラシカルなオルガンとドラマティックさはハルムやレア・バード、ゆるいサイケ感はフロイド、優美で甘いメロディはフォーカスといった感じだが、パートによってはカオティックな激しさも見せ、時にハードに時にメロウにと十分にオリジナリティは感じられる。「ロック・バレー」と称して、ステージではバレー団と共にパフォーマンスを行ったらしいが、旧LP片面1曲づつの大曲ながら展開がしっかりしていて、若干17歳のギタリストも含め全員演奏はカッコよく、飽きずに楽しめるクラシカル・サイケ・プログレの好盤と思う。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Psyche,Classic,Blues / Jewel-case CD(2012 24bit Re-master) / Esoteric/UK)
Finn Olafsson(g)
Peter Mellin(org,p)
Torsten Olafsson(b,vo)
Glenn Fischer(ds,per)
Producerd by Johnny Reimar
収録曲目
1.De Homine Urbano:
a.Overture
b.Soldier Theme
c.Ballerina Theme
d.Pas De Deux
e.Ogre Theme
f.Awakening
g.The Dance Of The Demopns
h.Pas De Trois
i.The Last Attempt
j.Finale
2.Little Things