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イタリアのソニー/RCAから、14年新規マスタリング音源でのリシュー。「Progressivamente Italia」シリーズ。PFMは、プレミアータ・フォルネリア・マルコーニの略称で、マルコーニおばさんのおいしいパン屋という程の意味だが、クェッリにマウロ・パガーニが加入する形で、69年にミラノで結成された。おそらく日本で最も著名なイタリアン・ロックのビッグ・ネームの1つ。本作は、97年にイタリアのソニーからリリースされた13枚目のアルバムで、87年の前作「ミス・ベーカー」から10年振りのスタジオ作品。メンバーは、フランコ・ムシーダ、フラヴィオ・プレモリ、パトリック・ジョヴァス、フランツ・ディ・チオッチョの4人編成で、1曲でリッキー・トニャッツィ等がゲスト参加、プロデュースはアレッサンドロ・コロンビーニ。わりと唐突な10年振りの復活で、プレモリも戻っていて驚いたリスナーも多かったようだが、基本的には80年代以降のポップ路線を継承するサウンド。ポップとはいっても、ムシーダのギターには独特のプログレ感とクセが担保されていて、少しブルージーになったプレモリのキーボード群も相変わらず多彩で、リズム隊のさりげないバカテクさも健在。リフやフレーズにも隠し味的な地中海音楽色が鏤められていて、アレンジや展開、抒情感は十分にプログレ的で、キラキラした音色は耳触りが素直に心地好い。往年の70年代ほど派手な楽曲や演奏ではないが、上等なベテラン達によるネオ・プログレ系として十分に楽しめると思う。人脈図付
輸入盤／デッドストック入荷
(Progressive /Symphonic,Pop / Jewel-case CD(2014 New-master) / Sony/Italy)
Franco Mussida(el-g,ac-g,12-g,vo)
Flavio Premoli(p,org,el-p,syn,vo)
Patrick Djivas(b,programming)
Franz Di Cioccio(ds,per,vo)
Ricky Tognazzi(vo)
Moreno Ferrara(vo)
Masimo Senzione(vo)
Producerd by Alessandro Colombini
収録曲目
01.Ieri
02.Andare Per Andare
03.Sei
04.Il Cavallo Di Legno
05.Ulisse
06.Uno In Piu
07.Canzone Del Ritorno
08.Il Mio Mome E Nessuno
09.Lettera Al Padre
10.Liberi Dal Bene Liberi Dal Male
11.Domani
