イタリアのフェイディング/アルトロック・レコードからリリース。FEM/フォルツァ・エレットロモトリーチェはミラノ出身のグループで、パオロ・コロンボ、アルベルト・チッテリオ、マルコ・ブッツィが中心となって07年に結成されている。結成当初はフォルツァ・エレットロ・モトリーチェと名乗っていたが、12年の4曲入CD「イプシロン」リリース時にFEMプロッグ・バンドに変更、その後はFEMとフォルツァ・エレットロモトリーチェを併用している。本作は14年にリリースされたファースト・アルバムで、メンバーは、コロンボ、チッテリオ、ブッツィ、マッシモ・サバッティーニ、エマヌエーレ・ボルサーティの5人編成、プロデュースはマルチェッロ・マリノーネ。「イプシロン」からボーカルが交代しているが、基本的な曲想はあまり変わっておらず、ジェネシス的シンフォニック感を基調とした典型的な当世風ヘヴィ・シンフォニック・プログレを展開。往年の70年代イタリアン・シンフォニックの濃密さ、クドさ、暑苦しさ、ベタなドラマティックさなどが、当世風の洗練感で見事に緩和されているような印象で、妙な中途半端さのギターのブルース色や楽曲のポップ色、優等生過ぎるキーボード群のプログレ感も、演奏が非常に上手いからなのかあまり気にならない。この線としては、ともかくも出来のよいスタイリッシュな仕上がりで、「フォックストロット」から「静寂の嵐」辺りまでのジェネシスが好きなプログレ愛好家なら、まずもって楽しめるサウンドと思う。
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輸入盤
(Progressive/Heavy Symphonic / Jewel-case CD(2014) / Faiding/Altrock Records/Italy)
Massimo Sabbatini(vo)
Paolo Colombo(el-g,ac-g,12-g,vo)
Alberto Citterio(org,mltrn,syn,p,el-p,glockrn,vo)
Marco Buzzi(b)
Emanuele Borsati(ds,glocken,per,vo)
Produced by Marcello Marinone
収録曲目
01.Il Giardino Delle Consuetudini
02.Microgen
03.Microgen Parte 2
04.Il Mondo Bianco Opaco
05.Consapevolezza
06.Incontro Con I Saponiani
07.Nella Citta
08.Il Signore Dei Pensanti
09.Processo Alla Verita
10.Riflessioni
11.Il Peso Della Conoscenza
12.Un Viaggio Lungo Un Istante
13.Reviviscenza
14.Ritorno Al Giardino
15.E Il Mondo Scoppiera