イタリアのヘヴィ・サイキ・サウンドから、3面開きデジパックでのリリース。エクスタティク・ヴィジョンはペンシルベニア州フィラデルフィア出身のグループで、元ア・ライフ・ワンス・ロストのダグラス・サボリックとジョーダン・クロース、ケヴィン・ニクルズ(ex.ライジング・スクエアーズ,etc)等が中心となって13年に結成されている。本作は、23年にリリースされたライヴ・アルバムで、タイトル通り22年6月のデュナ・ジャムでの野外ライヴ音源を収録したもの。メンバーは、サボリック、ニクルズ、マイケル・フィールド・コナー、リッキー・カルプの4人編成、ニクルズはライジング・スクエアーズと並行活動。リリース直後の「イルーシヴ・モジョ」と過去作からのセレクトで、ゆるぎなく弾きまくるリード・ベースと、ワウ&ファズの効いたマシンガン・ギターのリフ&カッティングを軸とした、パーティ感満点の大炸裂を堪能出来る。従来のスタジオ作品では、概ねホークウインド70%/ブラック・サバス30%的なバランスだが、このライヴではレミー在籍時のホークウインドほぼ100%という感じで、70年代的でドラッギーなセッション感を担保しつつ、グランジ/ポスト・ロック調の縦ノリがくずれて横ユレになってしまったようなグルーヴ感で疾走。デュナ・ジャムは、イタリアのサルディーニャ島の複数の砂浜を会場にして、06年から行われている入場者150人限定のプライヴェート・パーティ的な野外音楽フェスで、そのサイケな空気感にホークウインド・スタイルはうってつけというか、オーディエンスとの相乗効果で演奏も大いに盛り上がっている印象。ともかくもこの突っ走るノリのよさは素直にカッコよく、70年代型ハード系愛好家ならまずもって楽しめる好ライヴ盤と思う。
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輸入盤
(Psyche Hard/Heavy Psyche,Blues / Digi-Pack CD(2023) / Heavy Psych Sounds/Italy)
Kevin Nickles,(sax,kbd,g,vo)
Douglas Sabolick(g,vo)
Michael Field Connor(b)
Ricky Culp(ds)
Produced by Unknown
収録曲目
1.You Got It (Or You Don't)
2.Times Up
3.The Electric Step
4.Deathwish 1970
5.TV Eye
6.Come Together